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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第一章 ペンタス国編
30/154

初夜 …

2話連続投稿です。

R15程度の表現があります。

苦手な方はスルーしてください。


あぁ!!

エピネさんちょっとおじいちゃんに聞いてきて!!

至急!!

『どうしたの?』

私の体はどうなっているのかってこと。

『?』

私の体はリセットされて、男の人をしらない体なのかってことよ。前の世界では子供まで産んでるけど、召喚された時18歳に体戻されてるけど詳しくそこら辺聞いてないよ!

もうすぐ身支度終わってちゃうよ!!ヤバイよ!この着る意味あるの?ネグリジェ着るまでに聞いてきてー。

『解った。』

『聞いてきた~。リセットされてると思うけど、実際解らんのじゃ。つぐみが初めてだからの~臨機応変に頼むだって~。』

じじい!!


「王子妃様身支度が終わりましたわ。大変お美しいですわ。殿下もお喜びになられるでしょう。さぁ寝室へご案内致します。」


「ありがとう。ダリア」


「こちらへ。ここより先はお妃様のみとなります。おやすみなさいませ。幸せな一夜を。」


「おやすみ。」


トントン


「ハル様?」


「ビィーよく来たね。とても綺麗だ。おいで。とりあえず、座ろう。何か飲む?」


私を見るハルの目は熱を帯びている。

「はい…いえ…喉が通りそうにないです。」


「緊張してるの?ふふ。可愛いなぁ~私の妻は。いきなり襲ったりしないよ。」


「解ってます。」


「怒らないで。ビィー。指輪の交換をしよう。さっきは出来なかったからね。」


「はい!…すごく綺麗な指輪。」

プラチナを土台に真ん中にエメラルド、黒曜石寄り添うように小さなサファイアが並んでいる。


「ビィーは初めてみたもんね。意匠も自信作だと言っているよ。私もとても気に入ってる。準備はいい?」


「はい。」


「私、ジークハルト=ペンタスはアビゲイルを妻とし生涯愛することを誓います。私の妻に誓いとこの指輪を。」


「私、アビゲイル=ペンタスはジークハルトを夫とし生涯愛することを誓います。誓いと共にこの指輪を夫に贈ります。」


「泣かないでビィー。キスしてもいい?」

私は頷くことをで返事をした。涙が零れた。

とても優しいキスだった。それが段々深くなっていく。

とても満たされた夜だった。


目を覚ましたら、ハルの腕の中だった。腰が痛い…まぁ…私は初めてだった。覚悟は出来ていたが痛かった。ハルは喜んでいたが…。2週間ほぼ寝室で過ごした。色々な話をした。子供のこと、これからのこと、家族のこと。


「第2王子殿下ですか?」


「そう。今回の結婚を受けてギデオンから手紙が来た。結婚への祝辞と王位継承権の放棄を正式に行いたいと。ずっと臣下に下りたいとギデオンは訴えていてね。後継の問題で叶わなかったんだ。今は留学しているんだが、私達に子供ができたら許可しようと思う。帰国したら会ってやってくれ。」


「はい。楽しみにしていますわ。」


「ビィーの家族は?」


「両親に姉がいました。」

息子に花梨も。


「そう。本来なら挨拶に行って、ビィーをお嫁さんに下さいって言わなきゃ行けないのだけれど…」


「ハル様が私の家にですか?ふふふ…それは私の家族が驚きで倒れるかもしれません。」


「何で?可笑しいかなぁ?ちゃんと挨拶するよ?」


「そういうことではなく、平民の家にいきなり王子さまが来たら驚きませんか?」


「ビィーは平民だったの?高い教育を受けている様にみえたし、実際能力高いでしょ?」


「私の居た国では努力し、本人に能力があれば誰でも学問を受けることができるのです。まぁ…お金も必要ですけどね。」


「豊かな国だったんだね。私にもできるかな?」


「そうですね、時間はかかりますし、お金もかかるので大変ですか、やってみる価値はあります。」


「そこはできる!!貴方ならできる!じゃないの?」


「時には諫言も致しませんと。あなたの妻なのですから。」


「そうか…私の奥さんだもんね。うん。そうだ。ずっと聞こうと思ってたんだけど…ビィーの誕生日っていつなの?」


「つぐみって私の国では冬の鳥なんです。別の国から越冬をするために来ていて、餌を探す姿がでんぐり返しをしているようで可愛いからって父が付けてくれました。でも、こちらとあちらでは月日の数えが違いますから…。」


「冬生まれなのか。では、冬期の初め日をビィーの誕生日としよう。盛大に祝わせてくれ。君の家族の分まで。」

ジークは踊り終わった後、空を旋回した。




1年が夏期と冬期に分けられていて12ヶ月。

夏期が1~6月

冬期が1~6月

1ヶ月は30日

1週間は6日

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