表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はぁ? 完結!  作者: 千桜
第一章 ペンタス国編
3/154

side ペンタス

連続投稿です。

誤字脱字があったらすみません。


7/25読みにくかったので加筆しております。

ここは国の中枢。

国王シオン=ペンタスの執務室である。

一人の魔術師がやって来た。


「陛下ご報告に参りました。」


「入れ。」


「はっ。召喚儀式が無事に終わり、召喚されました。」


王の頭には?がいっぱい。

「召喚された?」


「はい。」


「誰が?」


「異世界からのお方で可愛らしい少女です。」


そう言えば…成功するかもわからない眉唾物の儀式をやるって言ってたな…。

「マジ?成功したの?」「陛下自が出ています。」

「あぁ、すまんすまん。で、どうする?」

自が出てしまい、宰相に叱られた。幼なじみな為気安いのだ。


「それを含めご相談致したく存じます。」


バタン!

ドアを開く音がした。何の先触れもなく王の執務室のドアを開けるとは…。誰だ!と睨むと…。


「父上!異世界からの方が召喚されました。救世主です!

私が代表してお話しましたが、可愛らしい方で黒目に黒髪なのです!

珍しい!お声を聞く前に倒れられまして…客室にご案内し、侍医に見せております。どうしたら…」


息子であった。しかも鼻息荒い…ちょっと鬱陶しい…。

周りが全く見えていない。

「待て…待て待て!救世主とはなんだ?まだ何も決まっておらぬ。勝手に呼ぶでない。執務室に許可なく入るな!」


「申し訳ありません。ですが…」


「もう良い。少し黙っておれ、宰相と話しておる。」

これは早急に対応しなければ…だが何でも手放しで与える訳にはいかない。利用価値がなければ…。どうするか…。

「宰相、召喚されたとはいえまだどんなものか解らぬ。神官長を呼び、悪しきものではないか確認させよ。

意識もないのであろう?ちょうど良い。鑑定ができる魔術師団長は今は城か?」


「いえ、調達に国境の砦に出ております。」


調達は国に取って優先事項だ!だが…。

「東側か?」


「はい。」


「では時間がかかるが、呼び戻せ。」


「御意。」


後は…。

この息子でも幼子であるなら御せるだろう。任せられる者も今は居ないしな。

「レオン。」


「はい。父上。」


「神官長の確認が終わり、安全だと確認されたら、異世界からの方を丁重にもてなせ。右も左も解らぬだろう。また、少女とのこと。不安だろう。侍医の意見も聞いて優しくしてやれ。」


「はい。父上。お任せください。では。」


「うむ。」




息子が去ったことを確認すると、宰相に話しかけた。

「宰相?どう思う?」


「まだ、解りません…相手にもよりますが、使い方次第では莫大な利益を得ることができるかと…。

例えば、救世主や勇者だとすると攻撃力が高いと思われます。

であれば、目の上のたんこぶである東側をぶっ潰すことができますし、聖女であれば治癒力が高く結界魔法が使えるでしょう。強兵と防衛に役立ちます。」


「なるほど。少女だと聞いたが…御しやすければよいがな。レオンも気に入っているようだし…なぁ。」


「まずは様子見ですね。王子殿下は見目麗しい方。甘い言葉で陥落するかもしれませんし…。」


「砦からは1週間か…レオンのお手並み拝見だな!」


「御意。」

成功すると思ってなかったから、主だった役職の者たちは参加していないという事実。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ