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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第一章 ペンタス国編
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聖女として 後編

いつもありがとうございます。

開かれた部屋は広かった。

ソファーまでが遠いー。

めっちゃ運動量上がるー。なんで居間から寝室に行くのに道があって小部屋があるの?

『本当に知りたいのですか?』

いえ…大丈夫です。この頃ビオラたんが冷たいのです。ツンさんになっていっています。何故??

『つぐみさまは優しくすると際限なく突進されるので…これくらいが良いのです。』

私はイノシシですか?

『ははは。』

あまりに1日が目まぐるしく動いた為、今日はもう寝室で休むことをダリアさんに伝えるとむしろ助かると言われた。出来ればしばらく寝室で過ごして欲しいと。そらそうだ。部屋移動って1日2日で終わるわけ無いし。

しかし…あのヤンデレくんは何故あんなにグイグイ来るのかね。弟のお株まで奪って。

『つぐみさまの魔力量を知ったからでしょう。あの第一王子は魔力が500ほどあります。現在の王に匹敵する量で、王妃のこどもですし、現在45歳と成人もしています。なのに王太子ではない。何故だと思いますか?』

男性が好きとか?

『?なんで男性が好きだと駄目なんですか?』

えっ?いや…駄目じゃないな。そういう意味じゃなくって…子供が出来ないから王族は同性婚は難しいんじゃない?

『ああ。そういうことをですか。確かに人族はそうですね。まぁ私達は種族によって種の存続方法が違うので…。男性とか女性とかはあんまり。獣人や魔族は雌雄が必要なものもいますが、基本強さや魔力量を気にしますし、竜人族は番かどうかですからね。』

なんてストレスフリーな社会!初めて来て良かったって思ったよ!

『つぐみさまはその中にあって一番フリーな存在ですもんね。全種族相手に多産、安産だなんて。』

ギャあーぶっこんでくるなぁ!

『おふざけはこのくらいで…人族も雌雄だけでなく、魔力量も大事だということです。あの王子ほどの魔力量をもつ雌が人族にはいません。まぁ年頃のとか現在がつきますが…なので、王子と同年代の女性達は血反吐を吐く勢いで修行をなさっておいでです。』

うわぁ…。

『そこにちょっと修行すれば魔力量問題なし、聖女だから身分も問題なし。頭も良さそうだし、自分色に育てられる女性。そりゃぁ食いつきますよ。グイグイ来ますよ。自分の子を孕む可能性がある女性がやっと現れたんですよ?弟なんて叩き潰すに決まってるじゃないですか。私なら秒で囲い込みます。』

ですよねぇー。

『ご理解頂けましたか?』

はい。レオン達者で暮らせ…。

?ってかやけに王族のお家事情に詳しくない?王子のステータスなんて秘匿も秘匿でしょ?

『はい。頑張りました。ガンガン鑑定しまくりましたし、なんなら確認のために先ほどあの王子も鑑定しました。王城の侍女さん達は情報通ですね。』

凄いね。






ビオラたんがガイドではなく、忍者になっている…


レオン…。

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