sideペンタス
いつもありがとうございます。
「揃ったな。では報告を聞こう。宰相。」
「御意。ではこれより報告会を始める。レイズ団長、異世界の方の、鑑定について報告を。」
「はっ。本日ジークハルト殿下、レオンハルト殿下のご臨席の元、異世界の方の鑑定を行いました。結果はお手元の書面をご覧ください。」
ステータス
アビゲイル
18歳
種族 人族
HP/MP150/300
鑑定、回復魔法、生活魔法、結界魔法
属性 水、土
ギフト
言語フリー、アイテムBOX
スキル 祈り
称号
聖女の卵
「これは…」「ほう…」「凄いな」「聖女なのか。」
「異世界の御仁には?伝えたのか?」
「1つだけ。魔法が使えること努力すれば珍しい魔法も使えるとお伝えしました。」
「発言しても?」
「許可する。」
「異世界の方から質問がありまして、私が1つだけと許可しました。」
「父上!私は止めたのです!」
「レオンお前には発言権を許しておらん。」
「すみません。」
「ですから私が許可しました。レイズの様子から大変な結果はが出たであろうことは推測できました。国にとって有用となるならこちらからも歩み寄りが必要かと思いまして。」
「そうだな。正しい判断だ。ジークに任せて良かったな。」
「しかし、既に300台の魔力とは。レイズ、どのくらい伸びる?」
「個人の努力次第ですが、100~200伸びるかと。」
「ジークに匹敵するな。」
「陛下。かの方は魔法の練習をしたがっていましたよ。かの世界では夢の世界の産物で、ないものだから使ってみたいと。本人にやる気があるのです。出来るとこまでやらせてみてはどうでしょう?」
「うむ。朕が急に出欠席したことについては?」
「ダリア女官長。」
「はい。特に腹を立てることもなく、むしろ緊張するから良かったとホッとされておりました。…見た目にくらべるとむしろ落ち着いておられるかと…詳しく聞いてみますと、かの世界では寿命がだいたい80歳前後で100歳は長寿だとか…成人が20歳ではあるものの、18歳で働いていても珍しくなく、婚姻も出来る年齢とのことでした。とても勤勉であらせられますし、高い教育を施されているように思えました。」
「アビィは素直で、優しいこなのです。私が一番解っています!」
「レオンいい加減にせんか!!黙っておれんのなら、退室させるぞ。」
「ですが、父上!」「くどい!そなたは召喚の儀式の
折から関わりがあるからこの会議に出席しているにすぎぬ。いい加減理解せよ。」「っつ…はい。」
「宰相どう思う。」
「現時点で卵だと言うことは育てれば本物になれるかと…女官長から聞くに性格からも首輪は必要ないでしょう。あれは付けると付けた段階の能力しか使えませんので、成長は望めません。ただ鑑定は気を付けねば。ステータスを隠されると厄介です。」
「では、これより彼女を聖女に遇する。皆良いな。」
「御意」
「ジーク采配せよ。」「えっ!?」
「畏まりました。部屋は何階に用意しますか?」
「そなたの言う通り歩み寄りが必要であろ?2階だ。」
「解りました。女官長。2階に部屋の準備と衣装を整えてください。出来次第移動を。レイズ。聖女への育成計画を出せ。回復、結界魔法は教会とも話をせねばならぬが…でしゃばられては厄介だ。まずは基礎から。鑑定は使えないこととし秘匿とする。皆、これより聖女と呼び方を変え、対応も私や、宰相クラスに変えるように。レオン。お前は態度を改めよ。聖女は精神年齢が高いようだ。年上だと思って当たらねば痛い目を見るぞ。」
「「はっ。」」「なっ何故兄上が…」
「ジークこれ以降はそなたが聖女担当だ。任せたぞ。レオンお前は補佐だ。外されないだけましと思え。」
「受けたまりました。」「はい…。」
「宰相」
「はっ。これにて閉会とする。」
負けるなレオン頑張れレオン