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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第一章 ペンタス国編
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未来にむけて

少し、残虐な表現があります。

苦手な方はご注意下さい。


『もう見るな。十分だ。』

アキノが私の視界を防ごうとする。見たくない。ここでアキノの手を取ることは間違いじゃないし、私の許されてる権利の一つだ。

私は知ってしまった。知らないままならそれもできた。でも、もう無理だ。

見なくては助けられない。

この奴隷達がルーティングで動いているのか、いつもバラバラなのか、集まりは?命令はいつ出されてる?交代はあるの?捨て場に連れていかれている時はホントに死んでしまってるの?仮死状態?

泣き叫んで悲しがることはいつでもできる。そんな暇があったら少しでも情報を取るんだ。

全ては助けられない…これからも零れ落ちていくだろう。

だけど、命を、尊厳を奪われてきたこの人達全てに約束する。

私の全てをかけて、この魔法を根絶やしにしてやる。犯罪奴隷?奴隷制度?しるかどうでもいいわ!!

何で私なのってずっと思ってた。ラノベみたいな召喚にも、リスタートの人生にも気持ちが付いていかなかった。寧ろ日本に帰りたいって…帰ってあの家で日本人の鶫として死にたかった。

でも、理解した。もう帰れなくて良い。この人達と私の自由を絶対に取り戻す!!それが神子として召喚された私の使命だ。






光に包まれた。





『神子様の決意しかと聞きました。これよりアキノは導き手ではなく、神獣として、貴方様に誠心誠意お仕え致します。』


(つぐみちゃんにアキノ取られたワイ。)


『おい!じじい。気持ち悪い言い方するな。俺がいつじじいの者になったんだよ!!俺の主人は後にも先にもつぐみ以外にいないんだよ!』


「ここ…なんか見覚えがある様な?」


『異世界召喚の時だな…つぐみ大丈夫か?』


「うん…大丈夫。やっぱりそうなんだ。何でここに来れたのかな?私また、何処かに飛ばされちゃうの?困るんだけど!?」


(そうか…困るか…本当に覚悟が出来たんじゃな。つぐみが神子として自覚したから、ここへ来れたのじゃよ。決意も祈りによって届いたからの…。つぐみ、神として再度聞く。決意は変わらぬか?そなたのいく道は茨の道ぞ?)


「はい。決意は変わりません。そしてこれは誰の為でもなく自分のためです。」


(そうか…かわっ)


『つぐみ!早く早く~名前。名前付けて。俺の名前はもう、知ってるだろ?』


「当たり前でしょ?花梨!!貴方の名前は花梨よ。お帰りなさい。花梨。」


花梨の額が光、紋章が浮かぶ。そして…姿…は白虎に進化していた。


『はぁ~やっと戻れた。つぐみが僕の真名を隠してくれていたから助かったよ。ずっと家の猫ちゃん呼びだったからじじいにもバレずに済んだんだよね~。』


(マジで戻りおった…そうか…また、わしは1人になるのじゃな。)


『はぁ~おい!じじい。よく聞け!!僕は雌だ!!じじいの勘違いのお陰で雄にされてたの!!まったく…僕はつぐみと一緒に生きて、子供をたくさん生んでやる。つぐみもだ!「えっ私も?」僕やつぐみの産む子だ!中には神獣やらあんたの孫やらが生まれるだろ。絶対可愛いぞ!!その中の1人や2人はじじいと一緒に生きたいって言ってくれるかもな。それまで、ちょっと待ってろよ。』


(えっえっ?雌?女の子だったの?召喚に付いてくるぐらいだからてっきり雄でつぐみに懸想しておるのじゃろうと…すまぬ。しかし…つぐみやかりんの子か…うん。楽しみじゃ。寂しいが我慢するぞ!!)


『よし!!』「うん!?」


(では、そなたらに祝福を。行く道が困難であろうとも、必ず光があるように…また、よい子をたくさん産めるように安産!!どんな種族でも多産!!いってまいれー。)








なんかちがーう。

シリアス脱却!!

皆様ゲリラ豪雨等天候注意の季節です。気をつけてお過ごし下さい。

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