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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第三章 外遊編
139/154

エルフ国にて 3

よろしくお願いします。

「素晴らしいわね。五芒星を円で囲むのね。」


「はい?魔方陣とは魔法円とも呼ばれていますから、本来円で包むのはあまりまえですよ?」


「あ…そうなんですね…。すみません。」


素人ですみません。まったく悪気も無い、無垢な目を輝かせて話をしてくれている。とても可愛いわ。可愛いけど…胸にぐさりと何かが…。それと、プルメリア?端で声掛けしたいとうろつくの止めなさい。ちゃんと紹介してあげると言ったでしょうが!?


「三角形や六芒星とで悩んだのですが、五芒星にして一筆書にした方が魔力も通りやすいと思い、そちらにしました!!結界とするには包む円を三重にすることをも考えたのですが…今回は浄化の意味合いですので外に漏れ出すことは特に問題はないと判断し、二重にしています。あと…あちらの世界では神話の神様の名前や天使の名前を書いていたのですが…変わりに当たるかた達はご存じですか?」


「そっそうね。確かに魔力の流れやすさも加味しなければ…。詰まりを解くには一気に流す必要があるものね。素晴らしいわ。神様と四獣の名前かもしくは…私達、神族の名前はどうかしら?」


「なるほど!そうですよね!!お姉さまならば解ってくださると思っていました!」


この子…ギデオン属性だわ!!あの族長。絶対に苦労したはず!こういう子は自ら閉じ籠るのでなければ閉じ込める方が疲れるのよ!!はっはっはっーアホね!


「貴方の知識と研究のお陰だわ。まだ、改良すべき点はあるけれど、その前に紹介させてくれる?私の娘のカルミア国王陛下と私の伴侶である魔王陛下を。」


見えてないみたいだからね。興味があること以外は有象無象なのもギデオン属性の一つ。これも悪気が無いのよね。脳が認識していないのだから仕方ないのよ。

礼儀云々の前の話。だから、こちらから促す。認識すべき人がいますよーってね。


「へ??あっ!すみません。気づきませんでした。お初にお目にかかります。エルフ族の神子だと言われています。イチゴと申します。お見知りおきを。」


「はい!初めまして!カルミア国王であるプルメリアですわ!えっと…お元気ですか!?」


プルメリア落ち着け。お元気ですか?って何だ。御手紙か!


「はい!元気です?」


何ではてな口調なの?イチゴさん。


「…。」×全員。


「コホン。俺は魔国国王のブルースター=ドラセナだ。よろしくたのむ。」


プルメリアの崩れ落ちた姿を無視してブルーは話しかけていた。まぁ。あのまま続けてもいたたまれなかったけどね。


「で?その魔方陣とやらは何処を起点に中心を何とするのだ?魔力を流すのであれば術者か?誰が術者となるのだ?」


「浄化してほしいものは世界樹ですから円の真ん中にいれるのは世界樹です。魔力を流す者…起点ですが、私かお姉さまかで揉めています。エルフの神子の仕事だとお話ししたのですが…お姉さまは幼い私の責ではないから仕事とか考えなくていいし、神子ならば自分でも良いだろうと仰られまして…。」


しょんぼりしながらブルーに伝えるイチゴさん。可愛いわ。よしよししながら私はブルーに伝えた。


「どう考えても私が起点になった方が良いでしょう。魔力量も何れだけいるか解らないし…心配しないでブルー。側で見守ってくれるのでしょ?」


「止めても無駄なのは解ってはいる。鶫の魔力量が豊富なこともな。だが、ここの外部のマナの量を考えると…少ないだろう?エルフは余計なことしかしてないではないか!!」


確かに…。ここのマナは薄すぎるというか循環が上手くいっていない。森周辺のマナは爆発寸前なのにここは薄すぎる。少ししか取り込めないだろう。だが、ここのマナが回復するまで待つことは出来ない。世界樹の固まりが更に進んでしまうからだ。


「魔力を増やすことは出来ませんが持ってくることは出来るのでは無いですか?」


元気良く手を上げて発言するプルメリア。いつの間に復活したの??


「持ってくる?」


「魔王陛下は母上の…はーんしーんなのですよね?母上と繋がっている。その繋がりを利用して魔王陛下の魔力を母上に流すのです!魔王陛下も中々の魔力量だと聞きますし、減ったら魔力回復ポーションを飲めば回復するでしょ?」


半身ってスムーズに言いたくないんだな。


「魔力ポーションて回復できる魔力は多くないわよ?」


「愛しい半身のためだ引き受けよう。それに無いよりはましだろう?」


ブルーはとっても眩しい笑顔で頷いてくれた。


「イチゴさん?魔方陣を仕上げてくれる?」


「はい!お任せくださいませ。神様の名前は何ですか?」


「…。」


じじい。以外の名前あるの!?



魔方陣等の知識が乏しくすみません。


なるべく調べたのです…。

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