カルミアに帰還
カルミアに戻ります。
これからしばらくはカルミア国で話が続きます!
私がカルミアに帰ってこれたのはそれから3ヶ月がたった後だった。だって!カルミアに帰らなきゃならないのは解っているが、夫婦となった以上蜜月は譲れない!とブルーが離してくれなかったのだ…。
「ただいまー。」
「お帰りなさい!遅いお帰りで!さぁ!どう言うことか説明してもらおうか!」
プルメリアさん仁王立ちしてますが、可愛すぎますよ!え?怒ってる?ごめんなさい。あれ?カリンにキキョウにリンドウ帰ってきてたの?お帰り…睨まないで!セバス、ポトスー。ため息つかないでー!わかってるぅ…順番が狂っちゃってるし、予定めちゃくちゃだよね。ギデオンにこやかに手を振ってくれてありがとう。
「すみません…。なんかブルーと真名の交換して欲しいって頼まれて。交換できれば大抵のことは片付くからって言われて…ブルーの頼みならって張り切ってしまって。交換し終わったら…」
「魔王と真名交換してしまったんですか!?」
「はい。」
反応は三者三様。ポトスとセバスは頭を抱えている。が、カリンとキキョウは興味は無さそうだ。無事ならばよし!って感じ。リンドウは目がキラキラしていて、プルメリアは?が頭についていて、ギデオンは相変わらずニコニコだ。
「ならば、仕方ありません。むしろ良く帰して貰えましたね。」
「うん、本来なら俺が嫁ぐ筈だったからって。」
「「なるほど。」」
「どう言うこと?意味がわからないんだけど??」
「陛下。魔族との真名の交換は夫婦の契りなのです。魔族にとって真名は自分を縛るもの。知られてはならないもの。それを交換するとこは命を預け合うことになりますから。王太后さまおめでとうごさいます!!おめでたいことなのに!何ですか!貴女方は情けない!是非とも強いサキュバスを紹介してくださりませ!」
リンドウなんだか嬉しそうだね。でも、なんで紹介?
恥ずかしいなぁ。嬉しいけどー。
「うん!ありがとう!」
はっ!とセバスとポトスが我に返る。
「「おめでとうございます!臣下一同、王太后陛下の幸せを喜んでおります。」」
「それと、妻のスミレが懐妊しました。」
カリンは
「やっとか。神子おめでとう!僕も伴侶が4人増えたから~後で紹介するね。それと、僕も妊娠したから!」
キキョウは
「おめでとうございます。神子の幸せを祈っているよ。私もリンドウと生涯を共にすることにしたから!それと、強いサキュバスをお願い!」
ギデオンは
「おめでとうございます!良かったねぇー。そんなことならもっとゆっくりしてくれば良かったのにー。後で鉄道の動力の件で報告があるからー。よろしくね。」
プルメリアは
「まだ、早い。私が成人するまでは何もないって言ってたじゃない。母上が幸せになるのは良いけど…まだ魔国に住むのはダメだからね!」
だった。色々ぶっこんで来るね。君たち。
「ありがとう!嬉しいわ。暫くは行ったり来たりで、基本カルミアに居るわよ?私達のことは公にはまだ、しないつもりだし、我慢できなかった私達が悪いのだから…。だから、プルメリア心配しないで!それと、ポトス、スミレさん、カリンおめでとう!体大事にしてね。あれ?でも、ギデオンの旅に付いていくのは結局どうなるのかな??それから、ギデオンはとりあえず書類を提出してちょうだい。説明だけでは絶対に解んないから。説明だけで解るの君だけだから!あと、サキュバスはブルーに聞いとく!それと…エルフ国の説明と私とも関係を含めて説明に一週間後、ブルーが来るそうです。魔国の宰相も一緒に。」
「解った!」×6
「ところで、ハギとカンナとアカメは?まだ、帰ってきてないの?」
「……。」×6
何で無言??
叱んなきゃいけなかったんだった。すっかり忘れてたわ…。
プルメリアが目をそらしながら答えた。
「ザマス夫人に捕まってる。」
合掌。
いつもありがとうございます!
次はザマス夫人が再来でザマス!