カルミアでポトスとお話
だいぶ朝晩の気温が下がってきました。
皆様風邪を引かないように気を付けて下さいね!
私は歯が痛くなくなりとっても快適でございますー。
「ただいまー。」
「うわぁ!びっくりしたぁー!何で僕の執務室に?え?皆は?なんで、王太后陛下とギデオン大公まで?」
ポトスよ。懐かしいな。その反応。君の実父のユーカリもその反応だったよ?ちなみにプルメリアはおねむの時間になっちゃったから自室に戻したわ。
「なんだーちえ。てっきり、スミレ嬢とラブラブな空間に飛べると思ったのにー!さっきまでじじいのとこで家族会議してたから。ポトスにも説明しとこうと思って。カリンやキキョウ達は自分達のことで精一杯でしょ?セバスはそのフォローで忙しいし…。ハギは…後でね。」
「なっなわけないでしょ!国王陛下と王太后陛下が不在の時に王宮に居ないといけないんですよ!全く…で?ハギ兄上がどうかしたのですか?」
ポトスよ。色々情報があった中で一番に聞かないといけないことがそれかい?君たち末っ子組は仲がいいね。嬉しいわ。
「かくかくーしかじかー。隣国に遠征中なのに護衛対象ほっぽって修行に行った。獣王の嫡男であるグラジオラスを鍛えるのと引き換えに獣人国での修行が許されたから。」
「…。それはー。ハギ兄上だけではなく?」
「カンナもいなくなった。アカメは呼び出す!って言ってたけど?こっちに居ないんじゃない?ポトス知ってた?アカメ、今は宰相預かりだったよね?」
「…。申し訳ありませんでした。私の指導不足です。帰ってきたら謹慎させます。しばらく修行禁止です。」
「いやいや、アカメはポトス預かりだけど、カンナとハギは私に責任があるからね?あんまり気落ちしないように!この件は後程。今から私たちの神孫子家の説明させてもらうね!」
私はプルメリア=つるぎであることと、つるぎが私の実の息子であったことを話した。ついでにつるぎの想い人だった人が現在エルフに居ることも。だったってことは大事。しかもつるぎのってことも。相手にしたら知らんがなかも知れないし…。恋人となれるかはこれからなのだから。
「エルフ国はドラゴン国を潰してからって思っていたんだけど…そうもいかなくなったわ…。急ぐ必要があるの。じじいが心配して見に行く位だからかなり悪くなってるみたいだし…。」
「ドラゴン国はカタクリが頑張ってるし、教皇もいってるんでしょ?急がなくてもいいんじゃないかな?僕の番はそんなに弱くないよ!何かあれば僕が直接潰しに行ってもいいしね!」
私とポトスはギョッとした。
「「いやいやいやいや。」」
「番は信じてあげないと!」
「そうよ!大丈夫よ!幼くても竜王なのよ?ユーカリもいってるから何とかなるわよ!」
「え?あんまり言うこと聞かないならカタクリ以外の王族の竜族要らないでしょ?王族は僕が産むから増えるよ?」
確かに…簡単でいいな。
「それもありか?」
「今残ってる竜族のほとんどは古竜ですよ!?絶滅危惧です!ダメですよ!陛下惑わされないでください!」
ポトスの言うことも解るけどー。でも…迷惑な絶滅危惧種って…いる?
「まぁ。追々考えましょう。あんまりごねるようだったら圧迫面接にいけばいいわ!問題はエルフ国よ!」
「それは…。魔王さまに相談してみては居かがでしょうか?エルフ国と一番交流があるのは魔国ですし、世界樹のことで圧力をかけられていると聞いておりましたが…どうも詳しく聞いてみると、魔王様に圧力をかけられている様で困っておられていました。我々も情報を集めることしかご協力できず…。」
「ブルーに直接ってこと?私何も聞いてない!!ブルーが困っていたなんて!」
何もいっていなかった…何時も私の心配ばかりで…。私のことはあんなに甘やかすのに!手が離せないとは、聞いていたけど…。そんなに困っていたなんて!!
ちゃんと聞くべきだったのに…。
「王太后様!落ち着いてください!魔王様も話す機会が見いだせなかっただけでは…」
「つぐみ!落ち着いてー」
私はブルーの元に飛んだ。
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