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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第三章 外遊編
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神孫子会議

獣人国外遊編集が終わりましてー


これから目をそらし続けていたというか


ノロノロ運行していた所を進めていきたいと


思います。


お楽しみくださいませー。

またも、やって来ました!白い世界!

神の住まう場所。

ジジイを囲む場所。



「あれ?つぐみじゃないか!後…そっちはつぐみの娘か?今日はどうした?確か、カリン兄上の花婿探しの日ではなかったか?」


「朱雀ー!久しぶりー。無事に花梨の花婿さんは見つかったよー。皆素敵な人だったぁ!後で詳しく説明するね!」


朱雀はすっかりイケ兄になってぇ。魂を保護する様になってから成長したなぁ。


「ハギから聞いてるか?その…。」


「うん。言付け聞いたよ。ありがとう。朱雀。貴方の元に送れて良かった。貴方になら任せられるわ。」


あの人の魂を朱雀が保護してくれていると萩から聞いた時は驚いた。確かに葬送はしたが、朱雀の元に送れているとは思っていなかったのだ。だが、魂の罰を受けることなく朱雀の元から輪廻に戻れるのであれば、次は幸せになれるだろう。安心だ。


ジジイならば絶対いらんことするだろうからだ…!!


「で?ジジイは?」


「え?あいつー!!だから逃げたのか!?」


逃げたとな!?


「ど、こ、に!行ったのかな?」


「自分が送った魂の国が気になるからちょっと様子見てくるって…。」


「送った魂って彼女か!?大丈夫なのか?まだ、イケるーって言っていたじゃんか!」


自分が送った魂?…ってまだ有るのか!なんて迷惑な!!プルメリア?どうした?なんか焦ってる??


「つぐみ?呼んだ?僕、水素ガスの…あれ?朱雀にプルメリア?どうしたの?」


螢さんがやって来た。軌道に無事乗っている模様で良かったわ!ですが、これから神孫子会議です。なんかきな臭くなってきました!


「調度良かったわ。ジジイには逃げられたけど、螢さんにも聞いてもらいたいの。プルメリア?貴方つるぎね?もう、記憶戻ってるんでしょ!」


螢さんは目を見開きプルメリアを見た。


「え?マジ?だって、ジジイがつるぎの記憶を戻す時は鶫に任せるって…はぁ??」


プルメリアは俯いている。朱雀が慌てて入ってきた。


「すまない…つぐみ、俺も突然の事で…もういいじゃろ?とか言って戻してしまったらしいんだ。もう、一つの魂は記憶そのままに転生させちゃったから早く探して上げて欲しいしぃー。って言って。」


「自由人か!?」


螢さんは怒っております…。私もです!


「ヤる?」


「ダメだ!ジジイに手を出さないで!俺が彼女を見つけるまでは…。母さん!黙っててごめん。でも、母さんもいっぱいいっぱいだっただろう?父さんの事もあったし…。叔母さんも継承権の事でごたついていたし…。俺の記憶が戻った何て言えなかったんだよ。」


「つるぎ…。そうだよね。ごめん。」


「つるぎ…。ごめんね。」


「「で?彼女って誰?」」


「っつ…。こうなるから嫌だったんだぁ!ジジイ!憶えてろよ!」


聞くでしょ?聞かないでどうするのよー。日本に居た時は彼女が居るって聞いたことも紹介されたのことも無かったんですけど?

密かに紹介できない方との恋愛なのかな?って思って居たわ。母ちゃん気にしないのにー。不倫は困るけど…。


「何でそんな人が居たなら紹介しなかったのよ!」


「気がつかなかったんだよ!自分でも…それが恋だったなんて!会えなくなって始めて気がついたんだ。母さんも居なくなるし、彼女は探したら、死んでしまっているしで…どうでも良くなっていた時にジジイが声かけてきたんだ…。転移か転生しないか?って…。だから転生したいって言ったんだよ。」


「死んでしまっていたって…。」


つるぎ。そんな悲しい別れ方をしていたなんて…。母ちゃん側にいられなくてごめん。


「うん…。老衰で。」


ろ、ろ?老衰とな?


「おいくつでいらしたの??」


「70歳は過ぎていたらしい…。」


おっふ…そっち。熟女好きだったとは…。私と螢さんは二人で生暖かい目をつるぎに向けた。


「おい!何だよ、その目は!勘違いするなよ!人には色々な嗜好があるだろうけど、違うんだ!俺だってびっくりだったんだよ!可愛い人だなとは思っていたけど…。その人を恋しく思っていたなんて…しかも、亡くなってから気づいたんだ…。彼女だから好きになったんだよ。年齢は関係ないんだ。」


「素敵な方だったのね。」


「うん。」


うふふー。息子が可愛いわ。めっちゃ素直。自分が素直になれる人を見つけられたのね。

しかし…。


「つるぎが良い人を見つけられたのは良かったけど、ジジイは何故老衰した彼女をこちらに連れて来られたの?明らかに越権行為じゃない?地球の神様にしたら…意思なんて聞けないでしょ?」


つるぎは良くても彼女は違う。私と一緒で被害者だ。記憶もそのままならかなり、違和感があるだろう。可哀想に…。ジジイめ。


「そこは俺も詳しくは知らないけど…地球の神様にも許可はもらった見たいで…彼女のことは地球の神様も気に入っていたらしく、次の人生は刺激強めでお薦めしたかったから調度いいって。俺には借りを返せるし、一石二鳥だと思ったらしい。だから、地球の神様とジジイの二人分のギフトやら祝福がついてるって。よっぽどが無い限り死なないって言ってた。だから、俺、彼女をちゃんと迎えに行けるように自分を磨こうって思って頑張っていたんだ!」


「うっうーん。彼女に記憶が残っていなかったのならそれでも良かったんだけどね。記憶あるんでしよ?かなり、キツイと思うわよ?つるぎには悪いけど放置出来ない。私が迎えに行くわ。どこに居るの?」


この際つるぎの頑張り云々は無視だわ。


「解んない。」


「はあ?つるぎ!いくらなんでも無責任でしょ?」


「だって…俺だって記憶戻ったの最近だったんだよ!こっちに適応するのにいっぱいだったんだ!」


…。さすがにそれは、責められないわ…。


「朱雀?ジジイは?」


「エルフの国に行くって言ってた。」


エルフに転生したってことか…。う?エルフ国って


「世界樹が枯れかかってるからって魔国に圧力かけてるあの?エルフ国?」


「「はぁ…。」」


ドラゴンやらエルフやら強い種なのに問題だらけってどうなんだよ…。

つるぎくんの鈍さは遺伝です。


螢さんも鶫さんも引き継いでいます。

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