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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第三章 外遊編
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トーナメントの後 side グランダル

ちょっと視点を変えてお送りしますー。


今回はグランダル視点。


獣人国も終盤です!


~sideグランダル


ふー。何とか無事に終わったな。一時は息子まで参戦しいてしかも負けるという失態を犯す始末どうすると思ったが…。ハギ殿が引き受けて下さり助かった。


「で?カリン殿は先程準決勝まで残った者をハーレムにいれるという発言は本気ですか?」


俺はカリン殿に目を向けた。


「ああ。皆の了承が得られればだかな。」


事情は聞いている。気に入った雌を強い雄が無理やりハーレムに入れることは多々ある。まぁ…このカリン様の場合雌雄が逆だったが…。だが、上手く行くことはあまり無い。殆どが弱って死んでしまうからだ。弱肉強食の世界では仕方ないことだが…意思を尊重するということをこれからは獣人国でも推奨していった方が良いかもしれないな。他国との交流はこういった価値観の交流でもあるのだ。


「じゃあ、ヒルガオ、ボダイジュ、アリウムを呼んで来てくれ。」


俺は侍女に声を掛けた。


「リンドウお前はどうする?立ち会うか?それともキキョウ殿に事情説明しないといけないだろう?」


「立ち会います。カリン様の事も気になりますので…見届けてからキキョウ様にすべてお話したいと思います。」


リンドウからは強い意思を感じる。あいつは俺の息子が産まれる前までは王位に一番近い存在だった。だからかなり、王族としての考えや教えを叩き込まれている。そこに奴隷として生きての考えも加わっている。頂点と底辺。言葉は悪いが天国と地獄を知っているのだ。もしかしたら俺よりも強いかもしれぬ。

こいつが王に成れば我が国は安泰だろうな。既にキキョウ殿との子まで授かって居るのだ。後継も問題なし。

そんな話は出たことも無かったが、リンドウは嫁に行ったと皆が思っていたし、実際に俺も考えたことも無かった。

だが、リンドウが久々に獣人国に帰国し、面会したが、何とも言えない覇者の風格があった。妻となり、母となり、神子殿の女官長を勤める上でさらに磨かれたのだろう。グラジオラスとは比べようがない…。あいつは幼すぎた。だから、功を焦ってしまったのだろう。今となっては…だがな。


「そうか。わかった。」


「「「失礼します。」」」


ハーレム候補達が入っていた。


「この度の戦い見事だった。負けはしたがな。カリン殿からそなた達にハーレムに入って欲しいと要請があった。こたえる気はあるか?」


「「「はい!」」」


「だそうだぞ。カリン殿。」


おっいい返事だな。こいつらなら大丈夫だろ。既に序列は決まっているから話し合うことはあまり無さそうだな。


「お前達の強さは戦いで見ているから知っている。僕は始めてのパートナーで意思を無視してしまった。だから、これからは不満や気になることは行って欲しい。すべてを聞くことはできないが…なるべく善処するつもりだ…。」


「カリン?お前戦いの時はあんなに迷いが無いのに何でそんなに不安そうなんだ?始めて同士なんだから揉めて喧嘩して当たり前だろ?そうやって相手を知って仲良くなるんだからさ!そんなに不安がるな!ハーレムの頂点はお前だろ?どんと構えていればいいんだよ!旦那が4人もいるんだそ!誰かが解決してくれるさぁー。頼りにしてくれ。」


「うん!ありがとう。パキラ!これからよろしく!ボダイジュ、アリウム、ヒルガオ。」


「おう!」


「ああ。」


「はい!」


「ええ。」


セバスが涙ぐんでるな。娘の笑顔が見れてほっとしてるんだろうなぁ。だが、四獣に父親扱いされてるって実は最強なんじゃ…。


「ここからはカリンさまに変わりまして、侍従長である私セバスが説明致します。ハーレムの運営にあたってのことですが、パキラ殿が序列1位となります。バキラ殿どうされますか?住まいなどは…。」


「ない!俺は武者修行中だから!持つ気がなかった!」


だろうな。セバスのやつ顔が引きってやがる。


「でしょうね。」


「家ならないが、金なら賞金やら素材やらで結構あるぞ!だが、家族になるなら建てた方がいいか?」


皆で頷いている。まぁ、カルミアの王宮内に王でもないのにハーレム造るわけにはいかないからなー。建てるしかあるまい。


「じゃあ建てるか!だが、そっち系は俺よく解んないぞ?誰か金渡すから管理して家建ててくれ。」


「僕のハーレムだ。僕もお金だしたい!セバス?」


「大丈夫ですよ?カリン様のお金はセバスが管理しております。そこから出しましょう。これからはカリン様のお金も旦那様達にお任せしていきましょうね?」


「うん!」


ヒルガオがここで手を上げた。


「私もお金は出しますが…。建築やインテリアならば私にお任せを。得意です!ですが、私がデザインするとかなり、お金が掛かるとよく不満が出るのですがよろしいですか?」


一番お洒落そうだもんな。すると、ここでアリウムが手を上げた。


「僕も出すけど…。じゃあ!僕が金勘定するよー。ある程度予算提示するから、ヒルガオさんはその中でデザインするようにしてよ。越えそうなら相談して。」


「解りました。」


いいハーレムじゃん。纏まりつつあるな。羨ましいぜ。俺がハーレム造ったときはこんなにすんなりはいかなかったな…。ここで、序列2位のボダイジュが動いた。


「俺もだそう。家のことが決まったならハーレムで一番大事な事を話そう。夜伽だ。今回序列1位だったパキラ殿にその権利がある。家の事はこちらがするのでバキラとカリン様は早速子作りをお願いしたい。で、その子は俺が育てる。バキラ殿は安心して武者修行に出てもらってもかまわない。強くなってカリン様の元に帰ってきて欲しい。」


流石!霊長類最強の子煩悩。ゴリラ族!


「え?マジ!良いのか?」


「ああ。このハーレムでの俺の仕事は家族の世話とまとめ役だと感じた。パキラ殿君は強さだ。」


「わかった!任せとけ!」


「良かった。では、これから、カリン様のハーレムの一員としてよろしく頼む。序列1位のパキラ殿は子作り後修行、序列2位の俺はまとめ役兼子育て担当、序列3位のアリウムは財務担当。序列4位のヒルガオは建物兼奥向き担当だ。」


あらかた纏まったか?これで一先ず安心だな。


「そろそろ話し合うことは終わりか?セバス、神子殿には君から報告してくれるか?」


「畏まりました。」


「カリン殿とハーレムの君たちに祝福を。幸多からん事を祈る。それと、本邸が出きるまでの仮宿は俺が提供してやろう。祝儀も兼ねてな。」


相手は神の一族だし、同盟国だ!酒の事もあるしな。恩は売っとかねぇーと!


もう一人の四獣に連れていかれたグラジオラスは…生きてるかな…大丈夫かな??

やっと花梨のハーレムが固まりましたぁー。


しばらくはハーレムでラブラブして貰って花梨は

癒されてほしいです。


花梨のハーレムでの生活いつか書きたいなぁー。



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