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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第三章 外遊編
123/154

獣人国へ 5

何だかんだで120話過ぎていましたー。


ちょっとびっくりです。


まだまだ獣人国つづきますよー。



「俺と結婚してくれー!ずっとお前と戦っていたい!修行して、強くなってお前の元に戻ってきたいんだ!」



感動的なプロポーズ…




に見えるわけがない。皆が心の中で思った。

いやいやいや。やっぱり、解ってなかったのかよ!

最終戦ははやり、この剣豪パキラであった。



準々決勝戦はメンバーをシャッフルして行われた。流石に同種同士の戦いは可哀想だし、さっきの花梨の件もあるから公平に魔族同士でも被らないように混ぜた。


第1試合はパーピィのベニバナ対白兎族のアリウム。

白兎族アリウムの圧勝。前回と同じような感じになりかけなるまいとベニバナは奮闘しようとしたが無理だった。駿足の前になす術なし。


第2試合は袁族のボダイジュとゴブリンナイトの無。

勝ち残ったのはボダイジュだった。

素手と剣の戦いでさっきのパキラの様に互角の戦いだったが、ボダイジュが無の剣をへし折っていた。


第3試合はインキュバスのヒルガオ対ケンタウロスのアレクサンドリア。

勝ったのはインキュバスのヒルガオ。

どちらも飛べるから空中戦あり、インキュバスだから魅了使いまくりで流石のケンタウロスも翻弄されていた。このヒルガオの魅了かなりの強力だとの事。アレクサンドリアは斧が奮わず、 負けてしまった。


第4試合はハーフのツクシ対人族のパキラ。

パキラの圧勝。

体格さ何て何のその。小さいですが何か?的な感じで軽ーく倒してしまった。


準々決勝。またもシャッフル。

ボダイジュ対ヒルガオ。

魅了の強さ半端なし。これ、抗える人いるの?ボダイジュさんもかなり、頑張って抵抗して降参しないけど…体が倒れ掛かってるよ?変な方向に曲がってるよぉー。怖いよー。ヒルガオもかなりの抵抗に笑顔に余裕が無くなって…真顔に…美人の真顔怖いよー。何でホラー?これいつまで?と思っていた所…ボダイジュさんが気絶した。生存本能が働き、体がストップをかけてしまったらしい。

ヒルガオの勝利だった。


アリウム対パキラ。

バキラの圧勝。アリウムは駿足だけど、力があまり強く無いらしい。急所に入らなければダメージが軽い見たいでパキラに簡単に止められていた。駿足を生かして撹乱もしていたが、避けた次いでに日本の刀に近い大剣で攻撃し、昏倒させた。

パキラって本当に何者??こんなに強いのに何故埋没できていたのかしら…。


そして決勝。

強い者同士の戦いだからめっちゃ時間が掛かるし、大怪我もあるかもと固唾を飲んで見守ったが、ヒルガオが開始直後で降参した。

パキラには勝てる気がしないと。


「魅了が効く隙間も無い脳にどうやって戦えと仰いますか?」


だそうだ。

取り敢えず、パキラの勝利宣言をし、序列1位を決定。何だが試合の解説が段々短くなってない??パキラくんが不完全燃焼でイライラしているよ?

花梨さん、よろしくお願いします!


そのまま花梨との再戦に突入。パキラも再戦だし、イライラしてたから最初から全力。あのパキラの戦い方…何か某漫画で見たことがあるような…。あの殺人剣ですか!抜刀術ー!映画でも見たけど…生で見れるとは!?

ぬほー!

応戦する花梨も中々今回は太極拳ぽい。前回は空手っぽかったもんね。違いがあんまり解らないけど…前回は力を力で返していたけど、今回は相手の力を殺すして自分の力にする感じ。

パキラが一番嫌がりそうな戦いを持ってきたな。

さっきからフラストレーションがたまっているパキラは冷静になれていない。これではミスが出る。剣の入りが浅かったのだ。頂上戦での小さなミスは命取りだ。花梨は見逃さなかった。花梨はグッと剣に力を乗せて下に落とす。体制を崩したパキラにさらに追い討ちのつき。畳み掛けの連続攻撃で、ダウン!

試合終了!


「花梨!」 「花梨!」 「花梨!」


花梨コールがなりやまない!花梨も拳を突き上げて答えている。カッコいい!



5分経過。



10分経過。



もういいわ!長い!皆喉強いね!私は立ち上がり声をかけた。


「皆の衆静まれ!花梨、パキラまずはご苦労様。素晴らしい戦いであった。花梨も良い花婿が迎えられそうで良かった。ハーレムのメンバーは後でグランダルと話し、何処まで入れるのか決めると良い。優勝はパキラじゃ!おめでとう!酒はソナタに送ろう。」


「「ありがとうございます。」」


「花梨話がある!俺の聞いてくれ!」



そして、冒頭に戻る。



皆が静まり返って花梨の言葉を待った。


「あぁ。結婚しよう。私も望んでいる。だが、お前一人と結婚するわけでは無い。出来れば今大会で準決勝まで勝ち上がったメンバー全員とするつもりだ。お前も良ければ入ると良い。無理強いはしない。」


アカメのことがまだトラウマなのだろう。ちゃんと説明している。花梨!素敵よ!でも、花梨は不安そうだな…。


「準決勝メンバー全員と?ああ!ハーレムってそういう意味か!じゃああいつらとまた戦えるのか??皆で強くなっていけるんだな。準決勝の奴らは義兄弟になるようなもんだろう?全員で家族になるなら楽しいじゃないか!俺は旅を止めるつもりはないから花梨も家族がいっぱいいれば寂しく無いだろう?俺もあいつらが花梨の側にいてくれるなら安心だ!これからよろしくな。」


「ああ!こちらこそよろしく頼むな!バキラ!」


ああ!花梨とバキラの笑顔が眩しいー。可愛い!花梨の心からの笑顔がとても嬉しいわ!


「獣王グランダル殿、トーナメントを開催していただき、ありがとうございました。心より感謝を。」


「こちらこそ。任せてくださり感謝する。両国間の良い結び付きとなった。これからもよろしく頼む。」


私は笑顔で頷いた。


「これにてカリンのハーレム決めちゃうぞ大会終閉会!」



私はグランダルに手を振り、プルメリアを掴んだ。

「じゃあプルメリア?帰るわよ?獣王殿カリンの事、後は頼みます。セバス?キキョウとリンドウの事、フォローして上げて。」


「ああ。」


「御意。」



私は転移魔法でジジイの元へ飛んだ。

やっとトーナメントが終わりましたぁ。


物語も少しずつ動いていくはずー。


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