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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第三章 外遊編
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ドワーフ国へ

まずはタイトル通り、ドワーフ国へ!


外遊しまくりますよー!

それから2ヶ月の記憶が曖昧だ。

ジークのお葬式の後、私は体調を崩した。召喚されてもうすぐ8年程になるが初めてだった。

日本にいた時はそれなりに風邪位は引いていたが、こちらに来て一度も熱を出したことすら無かったのに~。


「身体だけでなく、心が限界なんだろう。今まで休み無く走って来たんだから調度良いじゃないか。しばらく仕事禁止だよ。僕が頑張るからね。」


とギデオンが張り切って言ってくれた…嫌な予感がした。何故だかわからないが、姉が誰かの為に何かしようとすると皆が大惨事になるのだ。自分の為に一生懸命になっている方が皆の為になる。

プルメリアが泣きながら話してくれた。ユーカリとポトスとユッカがやらかしたこと…。止めようが無かったとこ。私も姉の事を詳しく話していなかったから悪い。…が実際、天才に秀才の事が解らない様に秀才には天才の事が解らないのだ。水と油だ。

理論と直感だ。だから、話していたとしても理解できなかっただろう。人間実感しなければ学ばないのだ。

そして…実感したらしい。

実はギデオンの魔道具のレシピはギデオンにしか解らないらしいのだ。レシピを見ながら説明されて初めてレンギョウ親方もバイモ親方も理解できるらしい。そんな面倒いレシピのメンテナンス等誰もやりたがらない。ギデオンがやるしかないのだ。それを知っていた私は竜王を褒めたかった!良くやった!よく姉を選んだと…。めちゃくちゃ長生きできるじゃん。その間なら弟子が見つかるだろうと。メンテナンスも長期保証が付いたようなもんじゃんと…。

なのに!


「姉に幸せに生きて欲しいと言ったよね??何でか解った?これから尻拭い大変だよ。天才が明後日を目指すと修正大変なんだよ?解る?君たちできるの?確かにユーカリもポトスもユッカも間違って無いよ?正しいよ?でも、それが通用しないのが天才なの。それが理解できるなら天才って言わないの!」


こんこんと正座で説教した。


「「「面目ない。」」」


やる気のギデオンを好きにやらせてとりあえず満足させることにした。次の興味の対象が見つかれば話をそらしつつ元の道に修正できるかも…かもしれないからだ。誰か!姉のおもちゃになるものを提供してくれ~。

私が暇なんだぁー。


「寝るのが仕事なんだよ!」


と皆に怒られつつ、プルメリアと過ごしたり。アロマテラピーやらマッサージやらエステやらヨガやら音楽会やらのルーティーンで心と身体のリフレッシュをさせられて過ごした。


今回の事は姉以外の王族に対する態度であれば間違いではなく。正しい諫言であり良くやったと褒められることなのだ。だから、側近達には姉に謝れとは言わず、姉に手を出すとヤバいと教えることにした。

ユーカリにはしばらくこっちに帰ってくんなって言ってある。四獣達が話しかけなかったのはギデオンの邪魔をしないためだ。というか話しかけても聞いてないことが多いため諦めたのだ。それを変に歪曲して伝えたユーカリ君には目の前でスプーン曲げを見せて二度と姉に手を出すなともう一度念押しした。

ユッカは獣人国への随行はせず、お留守番に。レシピの管理整理を仕事に命じた。


「利はないだの害しかないだの言ったんだから嬉しくて涙が出るほどありがたい仕事だよね?」


と言ったら泣きながら頷いていた。コアラは癒しだがそれはそれだ。


ポトスは…。今のところ考え中。



そして、

やって来ました。ドワーフ国。

行ってみたい国ランキング1位!

さすがドワーフ国の宮殿。光り物好きだなぁ。

目がチカチカするよ~。


「よくぞ参られた。王太后様。ギデオン大公。お待ちしておりましたぞ!早く酒造りの事業を進めねば!ドワーフ国に嵐が巻き起こります!」


え?何で?

皆がギデオンの方向性を確認した回でした。


しばらくドワーフ国が続きます!

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