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はぁ? 完結!  作者: 千桜
第三章 外遊編
111/154

プロローグ side???

第3章始まりました!


よろしくお願いします!


皆様が楽しんで読んでいただければ嬉しいです!

私は文字が大好きだ。

それは動物や生物を元にしたものであったり、あるいは人の起こす事柄から来たものであったり、口の形や発音に合わせたものであったり…。様々だ。

文字とはそれ事態に意味がなくても繋げることで初めて言葉となる。言葉を繋げて文章となり、文章を繋げて物語となり、夢や希望果ては学びまで網羅することが出来る。

文字を持つと言うことはそれだけで力だ。

その国の文化や知識を格段に上げ、国の根幹となることもある。

私の住む日本では何種類もの文字を巧みに活用し、文章を織り成す。文化的な表現方法が豊かだ。

文字に対する意味を大事にし、書くという動作にも殊更丁寧に行う。

その様な国に育ち、文字を研究する大学に入り、無事に卒業し、辞書を編纂する会社へと就職した。

日夜文字とにらめっこして過ごし、誤字脱字が無いか確認する。

目がいくつあっても足りない位に文字を見続けて65年。無事に定年を迎えた。本来なら60歳定年なのに5年延長を提案されウキウキワクワク働かせて貰った。65歳になった時はまた、5年。と提案があり、目が~目が~と某有名な台詞を吐かせて貰ったが、黙殺され延長5年。ゴロゴロデロデロ働かせて貰った。

70歳になる前に先手を打って退職させて貰い、私は家でゆっくり本を読んで文字を愛でて過ごすという生活を始めた。幸せだった。

70の手習いで習字も習い始めた。習字の先生がイケメンだったのだ。70歳でも女は女だ。イケメンが良い。目の保養だ。イケメンが書く文字とそれを産み出す手が好きだった。細くスラッとした手がやけにセクシーでずっと見ていられる。


「○○さんは僕の手と文字ばかり見てますね~。そんな人初めてですよ。顔に興味が無いなんて…。」


唖然としてしまう私…。自分で言っちゃうの?確かにイケメンが良いと思っていたけどナルシストはちょっと…。しかも私お婆ちゃんにですよ?そんなお年からもモテないとダメですか?私が興味があるのが文字なだけです。はい。

それでも細々と通い続けて5年。何とか段持ちになれました。なるちゃん先生に感謝です。

今度俳句教室にでも通ってみようかしら?字も上手になれたし…。

明日は晴れるかしら?お天気が良ければシーツを洗濯しよう。そう、思いながら眠りました。


真っ白な世界。を挟んだ筈なのに素通り。


何かに濡れる感触で目が覚めた。一番先に目に入ったのは木づくりの天井何故?私の住むアパートは白壁の天井なのです。目を擦る為に手を顔へ持ってくると何と手が小さい!手をニギニギしてみる。私の意識と繋がっているのが解る…。声を出そうと試みると…


「お?う?オギャ。おお?」


声が…言葉が出ないー何ででしょうか?私はどうしてしまったのでしょう。段々不安になり、怖くなり、悲しくなっていった私は。


「オギャー。オギャーーー。」


ギャン泣き致しました。もう無理。感情が制御出来ないのです…。駆けつけたのは美しい緑の髪の方。耳がとんがっていらっしゃいます。


「どうしたの?」


次回は鶫サイドに戻ります!


時系列はあんまり空いていません。


ほぼ、第2章の続きです。


第三章は月水金で投稿したいと思います。


毎日更新したかったのですが…ストックが中々…。


すみません。

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