閑話 萩の修行 4
こんばんわー。
土曜日となりました。
まだまだ続きます、ハギの修行です!
第2章も残りわずか…。
そして、ジークがぁ。寂しいです。
皆様の応援のお陰て何とか進んでおります!
第2章完結後少し時間が開きますが、ちゃんと第3章を始めるためのストック作りのためですのでご了承下さいませ。
ではではほのぼのーお楽しみくださいませ。
「今さらだけど、ハギ兄上…王太后…神子様はどれぐらい強いのかな?ステータス視たことあるけど…規格外ってしかイメージできないんだよなぁ…。ドラゴンには軽々勝ってたけど…それは四獣でも勝てるよね?」
ポトスは特に重要なことを聞いてる気は無いのだろう。書類を捌きながら聞いている。
「それ、本気で聞いてる?」
ハギは本当に今さらだなぁ~。とおもった。
「え?本気だよ。ハギ兄上はカンナとチーム組みたいんだよね?でも、カンナの隊長就任は既定路線で、代わりも無理そうなんだ。カンナは獣人の身体能力だけでなく、魔力も豊富で、以前出来ていなかったコントロールも効くようになったから…」
ピョンピョンとハギは跳ねて喜んだ。
「でしょでしょ~。修行頑張ったもん。ハギね!神子直伝の魔力操作を教えたんだよ!」
「そうなんだ。じゃあカンナさんが強くなったのはハギのお陰なんだね。ハギはすごいなぁ~魔法の教師も出来るんだ。」
褒めてー褒めてー。
「ふふふ。カンナも修行いっぱい頑張ってたもん!で?カンナが強くなったのが神子とどう関係するの?」
「ああ。そうだった。それで、騎士団総長の代わりに近衛を付けようと思っていたんだけど…神子様ってどれぐらい強いのかな?結構強いんなら、王宮にいる間は危険はほとんどないし…。隊長を付けてるってカモフラージュしてもらって、その間に修行にいけるんじゃないかなって思ったんだ。」
ほう!いいね!ハギはボディで親指を作った。スライムなので自由自在なのだ。
「それいいね!ポトス頭いい!兄として鼻が高いよ~。神子の強さなんて聞くし、四獣と比べようとするからどんだけ鈍いのかって心配しちゃったじゃん。比べるならじじさまとだよ?」
途端に顔がひきつるポトス。
「え?じじさまって?」
ポトス?どうしたの?顔色悪いよ?あっ。ユッカまだいたの?本落としちゃダメじゃない。傷むじゃん。
「神様に決まっているでしょ。神子はねぇ。内部魔力がレベルMAXなの。それは知ってるよね?ステータスに載ってたし、それぐらいの魔力ならドラゴンも負けない。だけど神子は外部魔力も取り込んで魔力生成で自分の魔力にしてしまうから無尽蔵。これは四獣なら出来る。でも、魔素が安定していない所では無理。神子は違う。神子は異世界から召喚された唯一の人なの。身体が違うの。だから環境に影響されない。神様の影響を全く受けないの。神業が効かないってわけ。そうなると神様もアドバンテージを失うから…。引き分けかもね。」
「「…。ヤバイネ。」」
理解できてなかったの?ドラゴン達がつぐみを馬鹿にしてるってキキョウ兄上に聞いていてアホなのかなって思っていたけど…つぐみの強さって分かりにくいのかな?
「何でカタコト?だって、神子が怒り狂った時誰も止められなかったじゃない!命が危険だって言ってたよ?兄上達も。覚えてない?でも、これで心置きなく、カンナと色んな所に修行にいけるね!」
「全然問題なし!神様と引き分けるようなごりマッチョ…誰が挑むんだぁ~。」
ポトスよ!アホは何処にでも要るもんだ。
まだまだハギの修行は続きますー。
ほのぼのしていてハギとカンナのバディは書いていてストレスフリーです。
ブクマありがとうございます!スッゴク嬉しいです!!