表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はぁ? 完結!  作者: 千桜
第二章 カルミア国編
100/154

外遊の準備。

今回もほのぼの回です!


うふふ。

朝議が始まった。

主に酒製造の事業に関する話が主だ。

酒製造は主に東側の、領地で各領地につき一種類の酒をつくって貰うことになっている。

北側からウィスキー、ビール、ワイン、焼酎、果実酒全般に分けた。前回言った通り、日本酒は私の所領でしか作らない。

これでは東側しか潤わないため、西側はアルメリアは引き続き、ドワーフの窓口でたくさんの工房の管理。それ以外の領地に酒製造に必要な魔道具工房、グラス作りに必要なガラス工房、杯づくりに必要な陶器工房を振り分けて貰うことになった。

トンネルの出入り口はアルメリアとノースポールに決まっている。いずれはトロッコを引きたいところだが…如何せん金がないため、まずは酒をバンバン作って売り、金を稼いでその後の予定だ。

お酒の美味しさを知ったらドワーフ辺りが張り切って引いてくれるんでは?と密かに企み中~。

作ったお酒はトンネルにて熟成兼貯蔵庫とする予定だ。

ドワーフ国と獣人国にやる気を出して貰わないといけないため、首脳陣に酒をもって布教に行かないといけないけど…誰がいく?で揉めております。

え?何でって?使節団という名の修学旅行だよ?皆行きたいでしょ?誰も置いていかれるのは嫌なのだ。

因みに私は発案者なのでどちらも行く。ギデオンはドワーフ国に、プルメリアは獣人国にこれが初外交なのだ。なので私の可愛い姫は獣人国のことを学ぶためにめちゃくちゃ張り切っている。

今争っているのは獣人国に随行予定のユッカ対リンドウ。ドワーフ国に随行予定のレンギョウ対バイモだ。

私としてはどっちもついてこなくていいのだが…ポトスがいれば大抵はどうにかなるのだし。

でも、これをいうと「あ?」と言われたの。

花梨と桔梗はお留守番。カンナとハギが護衛してくれる。今回の地形調査の功労者だからね。

そもそもカンナさんは私の護衛…では…。はい。萩さんのバディです。相棒です。

誰もそこは狙って無いかと…萩の素敵なところは良く解っており…はい。ごめんなさい。呪わないでぇ。


このカンナさんの呪い。地味に怖いのだ。

1日1回小指を角にぶつける呪いとか紙を持てば小指に切り傷の呪いとか、小指の爪が必ずささくれる呪いとか…なぜ小指?と聞きたい。ユニークなスキルさんで期間は1週間だが、誰にでもにもかけられるらしい。


「じゃんけーーんぽーーーん、あいこーーーでしょ。」


出しにくくない?そこ伸ばしたら…。あっ勝負あったか。

「じゃあ、メンバーを発表します。ドワーフ国にギデオン大公とバイモ親方、獣人国に陛下とリンドウになりました。よろしくお願いします。」


楽しみだ。


「では、これにて朝議を終わりたいと思います。」


「うむ。皆ご苦労であった。」

プルメリアが頷いて立ち上がる。

皆も一斉に立ち上がって頭を垂れる。プルメリアはこれからお勉強の時間だ。礼儀作法に獣人国の種族。また、ペンタス時代のこの国の罪を学ぶ。外交に行く以上。この国がしてきたことを学ばなければならない。知らないことは恥となるのだ。

自分の父、祖父、曾祖父その前の血族達の…罪と罰。プルメリアはこの夏で6歳となった。


あの人は今どうしているのだろう。もう長くはないと聞いたあの人は。プルメリアの戴冠式を見ただろうか…。喜んだだろうか。

そろそろ。

引き延ばさしていた。問題へと切り込んで行きます。

また、段々とシリアスになるかも…。


そして、色々考えたのですが、残り数話で第2章を完結にして、3章を立てたいと思いますー。第2章が短めで、すみません。

でも、カルミアではなく、他国で色々始まってしまいますのでー。ちょっと違うなと…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ