いきなりの異世界転移
単刀直入に言うわ。
俺は関西生まれ関西育ち生粋の関西人や。
いや俺な異世界転生とか信じよってなかったんやけど…
周りには見たこともない色をした植物、絶対日本にいるはずのない生き物。
何故だか俺を食おうと今にでも襲い掛かってきそうな植物…
「うん、ここどこやねん。あ、異世界か?」
なんで異世界ってわかったって?だって地球には自主的に歩いて生き物に襲い掛かるような植物なんていないやろ?!俺神様やら仏様やらも信じよってないけどこれはもう神頼みしかないわ。神様、仏様お願いします。どうか俺をお助け下さいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
異世界きて植物に食い殺されるとかまじごめんだからぁぁぁぁぁあああああ
追いかけてくんなよヘンテコリンな植物ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ
地味に足早いのもやめてもろてぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇえぇぇぇぇぇぇ
そして時は遡りここに来ること数時間前……
嗚呼、疲れたわぁ…
なんで今日も残業なん?いや、会社人材不足だからって俺らのことこき使いすぎやろ?!
もう今月で何日目だよ…これで残業手当出ないってただのサービス残業やんけ!ブラックもいいとこやわ!ああ、でもこの納期終わったら有休消化で連休とってもうたし久々に実家に顔でもだすかぁ。おかんもおとんもきっと喜んでくれるやろなぁ。まあ、あとひと踏ん張りや。自分気張っていきますか!
そんな思いを胸に馳せながらを俺は帰り道を歩きながら帰っていった。
俺は某都内のとあるゲーム会社に勤めている。
元々、ゲーム開発に興味があった俺は今の会社に就職したがなんせこの業界常に人材が不足している…
今年も夢と希望に満ち溢れた新人が入社してきたがあまりの過酷さにどんどんやめて行ってしまった…
かくいう俺の同僚たちもその過酷さに耐えきれず次々に辞めていき残ったのは俺と数名の同僚たち。
仕事はめちゃくちゃあるのにそれをやる人材が足りてないのだ。
ほんとに勘弁してほしいわぁ…
今月の睡眠時間ほぼ皆無やで?家に帰って寝るだけの生活とか体だめにするわ…
今はある感染病のせいでゲームの需要上がってるみたいやし、俺たちが開発したゲームで遊んでくれることもすごくうれしいが休みをくれ。とにかく俺たちに休みをくれ…!
ただでさえ今は大きい仕事受け持ってるのに他の仕事もやってる時間なんかないわ。
明日はプレゼンあるし、今日はとっとと寝てさっさと起きて確認でもしようか。
そんな愚痴を頭の中で吐き散らしながら歩いているといつの間にか自宅のあるアパートについたようだ。
それなりに階数のあるアパートだが生憎俺は高所恐怖症なため部屋は二階にある。本当は一階が良かったのだがまさかの空いていないという…まあここ小さいお子さんとかもいるからあんまり高いとこだと危ないからなんやろな。一階でも意外と日当たりはいいみたいやし。俺は階段を上がり部屋のドアを開けて足を踏み入れた。
「は?」
声を出した瞬間からだが宙を舞う感覚がする。
いや、宙に舞ったことはないんやけど、なんや紐なしバンジーみたいな感覚よ。
いやそれってただの飛び降りやん?!あは、もう駄目だわこれ。神様仏様言うてなかってんけど俺高所恐怖症何なんやわ…
(いや、問題そこじゃないでしょ!?)
ええツッコミが聞こえてきた気したんやけど俺は間もなく気を失ってしまったのだった。
うん、それで俺は気失ってたんやね。いやー生きてたやっぱ俺最強?
「いやこれあかんやつぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅなんで生き返って(?)早々こんな化け物に遭遇しなあかんのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
なんか俺にうらみでもあんのか?!
これはある意味の運命か?植物の糧になりなさいという神様のあれか?!
そして俺は一つあることに気が付いてしまった。
ここがもし異世界なんやら…俺魔法使えるんちゃう?!
次回、激熱炎で炭にすんゾッ☆デュ〇ルスタンバイ!!
この作品を読んで下さりありがとうございます。
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ここまで読んで下さりありがとうございます。拙い文章ですが頑張っていきたいと思います。