表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
~瞳を閉じたその先に~  作者: 天塚 修造
入学編
2/4

旅立ちの日



寒い・・・またここか・・・



もう馴染みとなったこの寒さの中で目を覚ます。





俺の目の前には雪の中こちらをみつめる俺に似た青髪の女性。



顔立ちはとても整っていて、いつも夢の中でのみ会うことができる人だ。

正直人間なのかもわからない。




10歳を超えた頃からこの夢をいつも見るようになった。最初はうっすらとしか覚えてなかったため気にしていなかったが、ここ最近ははっきりと覚えている。





その女性??はいつも鎖を体に巻いているのだ。正直なにがしたいのか俺には全くわからない・・・・・・不思議となぜか俺にも鎖が巻き付いているし、体を動かそうにも動かせない。




「お前は誰なんだ??人間なのか??ここでなにをしている」





俺は返事が返ってこないことをわかりつつも女性に尋ねる。


女性はこちらを見つめたままだ。




そうして暫くの時をそこで過ごしたまま俺の意識は浮上する・・・・


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






今日は試験当日。俺は手に持った受験票を忘れないように鞄に入れながら夢のことを考える。




最近ますます鮮明に夢を覚えているようになった・・・・しかも見る頻度がますます増えているような気がする。このみさんに聞いても何も教えてはくれないし、俺にもよくわからないので時間が経てばいずれ治るのだろう。



それに俺は魔法が使えない。魔力はあるのだが、何故か使えないのだ。


もちろん異能があるわけでもない。




少しここらの説明をしておこうと思う。


魔法は主に火 水 雷 闇 光でわけられておりこれを5大魔法と言う。


ちなみにこのみさんは光と闇を使えるらしい。



さらには異能と呼べる能力があることもここ数十年の研究でわかっている。

このみさんは世界でも数千人に一人の内の異能力者だ。 




異能力者にもランクとゆうのがあるらしい。


中級・上級・特級と別れており、更にその上に「(ことわり)」とゆうものがあるらしいのだが、これは世界どこを探してもまだ見つかってないらしい・・・なんせ(ことわり)は最も神に近いとされていて神話の物語にしか登場しないからだ。


このみさんは特級異能力者であり、異能の名前は確か・・・常闇の光(とこやみのひかり)



この能力は光と闇の魔力を合成でき新たに「消滅」とゆう属性を作ることができるらしい。


自分より低い魔力がこめられた魔法や、物を問答無用で消してしまう反則能力だ。




今日やる試験内容は確か勉学と魔力検査だけだったはず。


異能の検査はない。異能は不思議とその本人が名前も使い方も頭に流れてくるとゆう。

なので試験はこの2つだけだ。






「忘れ物チェックOK。よし、行きますか。」







朝日に照らされる青い前髪に目を細めながら、家を出る・・・・・





その背中は不安と少しの期待を背負っているのだった・・・。






次回・・・王立魔法学園・・・・乞うご期待!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ