表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星繋ぎ  作者: もんじろう
87/147

87

「トワ、俺はお前が好きだ」


 優が言った。


 トワが頬を赤らめ頷く。


 優がトワを抱きしめた。


 優とトワの唇が重なる。


 二人が密着したために、忍びたちは刀を振るえなくなった。


 トワに怪我をさせては元も子もない。


 惨尾の右手がトワの肩に触れる。


 瞬間。


 トワの瞳が、お龍に力を与えたときと同じ青い光を放った。


 光は範囲を拡大し、トワの唇から優の唇へと伝わっていく。


 優の身体が青い光を放ち始め、その両眼はトワと同じく青く光り輝いた。


「何だ!?」


 惨尾が驚きの声を上げ、忍びたちも混乱した。


 青い光が完全に優を包み、その姿を隠した。


 それも束の間。


 青い光が収まっていく。


 再び現れた優の姿は、極めて奇異なものへと変わっていた。


 玉虫色に輝く具足(ぐそく)のような物が、優の全身を覆い、まるで身体そのものの如く一体化しているのだ。


 優の顔の部分のみが露出し、そこには透明の膜が張り、外の様子を見ることが出来る。


「これは!?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ