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星繋ぎ  作者: もんじろう
49/147

49

 日向が両まぶたをゆっくりと閉じた。


「日向っ!」


 無法丸が日向を揺らす。


 返事は無い。


「日向ーーーっ!!」




 眼が覚めた。


 何故かは分からないがカーミラが戦いを中断し、その姿を消した後、無法丸たちは森の中にある放棄された猟師小屋を見つけ、そこで休息していた。


 宿屋での睡眠が怪物たちによって邪魔されたせいもあって、いつの間にやら、うとうとしてしまったようだ。


 小屋の窓から夕暮れの陽が差し込んでいる。


 無法丸は横になった己の胸元を見た。


 縫の顔が乗っている。


 無法丸の身体とは縦横(たてよこ)の位置取りとなって、人を枕にしているのだ。


 にやにやと笑っている。


「お」


 縫が言った。


「お目覚めかい? それじゃあ、眠気覚ましに一戦交えるとしますか!?」


 無法丸が上半身を起こし、ずり落ちた縫の頭が無法丸の股間の上に転がった。


「おお!!」


 縫が喜びの声をあげる。


 無法丸の両手が縫の顔を左右から掴み、ぎゅっと押した。

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