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闇の道  作者: 藍京
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転生

どこかで見たことある風景。

何年前のものだろう。

記憶はあるが言葉が出ない。

周りの大人に伝わらない。

子どもの頃の俺か?

本人そのものだったら学習がなく記憶にないはず。

子どもの自分に俺が憑いているのか。

だからといって操り人形のように動かす訳にもいかない。

いや、むしろ動かせないだろう。

過去の俺を弄ったら、のちの俺は俺でなくなる。

自分で自分を守っていくことになる。

分岐点に差し掛かったら選択肢を与えよう。

選択するのは本人。

今までの俺と異なる道になるかも知れないがそれも人生。

失敗したら・・・。

いや、これは考えまい。

今までの俺が口出すほどでもない。

だが、もし・・・。

輪廻転生するならば別の道への経験も有りかな。

茨の道だが見守ってやろう。

一緒に涙を飲もう。

どんなに考えても俺は俺の一生だからな。

頑張れよ新生の俺。




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