ホームレス・高校生
朝の目覚めはとんでもない爆発音で目を覚ました
「なんだ!?」滑り台の見晴らし台から外を見ると公衆トイレが爆破炎上していた
「マジですか…」昨夜トイレで寝るか滑り台で寝るかで脳内会議をしていたのを思い出した結局滑り台で寝る事にしたが寝た理由は"トイレで寝たくないから"というものであった
「結果オーライってか…」恐らく今頃即死か火達磨になっているだろう…遠くで咆吼も聞こえるとにかく此処を離れよう
「お腹すいたなぁ…」初日の朝食食べただけで4日何も口にしていない幸いしたのは水道は使えたがいつまで持つか分からない公園のゴミ箱の周りにはカラのペットボトルが散乱していた爆風で吹き飛ばされたものであった「食糧確保…か」普通の災害ならコンビニやボランティア団体が物資補給をしているはずだが空爆や誘爆でずっと街が燃えており食糧の大半がパーになってるはずだ「郊外に行けば…」この街は盆地になっており隣町に行くには国道や抜け道を通らないと行けない
「…どうして何も居ないんだ」周囲には生存者はともかくヤツらの姿すら見当たらない
「まぁ居ないに越したことはないんだけど…」
公園を出て周囲の家に向かう「泥棒何て事するなんて…」手には大きな石と箒を持っている
生きる為と言い訳をして窓ガラスに向かって石を投げ窓ガラスに…届かなった「うわぁぁぁ筋力ねぇぇぇ」石は届かずコンクリートの地面を傷つけただけであった気を取り直し近くにあったレンガを投げた
今度は当たったがフィルターが貼ってあったようで完全に割れなかったしかも大きな音を立てたようで
近くでヤツらが咆吼してる声がした
「あわわわ…」とりあえず箒は捨てシャベルを拾ったいつか読んだ漫画で第一次大戦で活躍したとか言ってたのを思い出したが逃げる事に専念した