終わる日常始まる(非)日常③
気づいたら僕はロッカーから出て倒れていた
どうやらヤツらのお食事を見て気を失ってたようだ
教室には血まみれや顔が半分無くなった生徒やなんかの部位の肉片を見て盛大に吐いた
カチカチと音がし音源を見ると頬骨が剥き出しの手足の無い変わり果てヤツらに仲間になった生徒であった
「ハハハッなんだよ…」かわいた声でソレに向かって言ったしかし返事はなく僕に向かってカチカチと歯をたてていた
外では響き美しい夕焼け…ではなく街が燃えていた空には青白いものが飛んでおり閃光遅れて爆発音が聞こえた
割れた窓から燃えている街を見て僕は気が狂ったように笑ったが最後は嗚咽に変わった
泣き終わった後にすぐさま学校から離れた 恐らく人生初のスリル 恐怖の下校であった。しかしヤツらの大半は爆発音鳴り響く都市部に移動したようで出くわすこと無く僕は歩いた
「お父さん…お母さん無事かな…」僕は何度もスマホでコールしているが繋がらない仕方なしにバイブモードに切り替え胸ポケットにしまう
仲良し公園(避難所)と書かれた看板を見つけたが学校での事もあったのだがダメだろなと思いながら公園を目指した
公園は予想通りの状況であった
テントが倒れていたり有刺鉄線に引っかかったまま唸り声をあげてるヤツらと化した男性を横目で見ながら歩いた
どうやら学校と同じように襲撃のため崩壊した様な感じであった
食糧あるかもと思い探索しているとキャタピラの跡や太いタイヤの跡があった更にヘリポートのマークもあった
更に付近には金色の薬莢も大量に落ちておりそこから先の位置には多数の死体が転がっていた
(自衛隊来たのか?)しかし時系列が合わないような気がした
(気を失ってるうちに数日たったのか…)
改めてスマホを確認すると3日経っていた
(3日寝てたのか…時期に夜にもなるし寝るとこ何処にしよう)公園にはタコみたいな形の滑り台や公衆トイレ 時計塔があった
とりあえず隠れる場所が欲しかった僕は見晴らしの良いタコ滑り台に身を潜めた
「トイレで死ぬのは嫌だしな…ここなら死角になるはず…」そのまま僕は寝た
寒いですね秋ですね外では寝ないように