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いつかそれすらも神話になる日  作者: 干支ピリカ


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* 第三章までのネタ晴らし(背景、キャラ紹介その他)

※前の『ネタ晴らし』にいくつか追加してます。

※分かりづらくて申し訳ありません。



●背景

・故郷の星からの移民船団(大型3隻)が不時着した惑星。不時着して500年未満。母星との交信は現在のところ不能。

・乗ってきた船の資材や機能は、ほぼこの星の開墾で使い切り、新しく『船』を作る技術はデータとしてあっても、材料と経済力がない。

・不時着した3隻の内、傷みの激しかった1隻(宇宙へ向けたアンテナとして使用)を沈めた湖の近くに首都がある。

・首都を間に挟んで東西に国が分かれている。

・上層部は政治と軍部があり、その二つが対立している訳でなく、移民船団の中で多数を占めた二つの氏族『石背』『周芳』が国を分けている。

・軍部は警察機構も兼ねているが、市井の細かい諍いには町の自警団が対応。


●氏族

・移民艦隊として宇宙を渡るため、強化された遺伝子を持つ人間。身体能力や演算能力が優れているので、必然的に指導的立場に上に立っていたが、遭難の際、遺伝子に関するデータバンクが一部失われた為、遺伝子のメンテナンスが出来ず徐々にその優位性は失われている。(たまに『先祖がえり』と呼ばれる位、特出した能力を持つ子供が生まれる)

・周芳:階級(家)意識が残っているものの基本リベラル。氏族以外との結婚も許可されている。一族の老人達が一応の権力を持っているが、総意は合議で決められる。

・石背:保守的、階級意識を何より重んじる。氏族以外との結婚は不可。故郷の星で周芳と争っていた時代から、延々続いている総主家がまだ健在。流れ着いた際の土地や資源を巡るごたごたから、過去の遺恨を甦らせながら生きている。

※子供が出来にくく、寿命も普通の人間に比べれば短い為、周芳はこの血を薄めようとし、石背は血を濃くすることで優位性を保とうとしている。


●キャラクター紹介

■茅野シン(28):大尉→少佐。中隊長。周芳系氏族。

・家は代々『周芳』の地方領主みたいなもの。何代か前から地元は他の人間に任せ、政治家になる人間が多くなった。

・父親は元副首相。一人っ子。故郷と両親は六年前消滅。

・剣の腕は師範のお墨付き。参謀本部にも配属されたこともあり、文武両道に秀でたエリートだった(きっぱり過去形)。

・誰から見ても明るい好青年だったが、父親の不慮の死の際、『周芳』には事情を隠ぺいされ、『石背』からは理不尽な暴力を受け、人生に投げやりになる。

※『石背』から暴力を受けた後、あっちの世界に行きかけたが、先輩は呼ぶし叫ぶし、後輩は泣くわ喚くわでおちおち眠っていられず現実に戻ってきた。その際、無理に記憶に蓋をしたため、核心に近づくと頭痛やらめまいやらがする。現在絶賛リハビリ中。


■綾部ユキト(25):中尉→大尉。周芳系氏族。茅野の参謀。

・剣の道場、士官学校での先輩である茅野とは、親同士の付合いがあり幼い時からの顔見知り。

・家柄良し、頭良し、腕良し(ついでに見目も良い)と三本揃って、『周芳』上層部の期待の星だが本人は出世等にまるで関心がない。

・父親は上級議員。

・反射神経が異常に発達した先祖返り。氏族では珍しく弟妹がいる。

※幼い時、己の中の異常な力に押し潰されそうになっていた綾部を助けたのが茅野(自覚なし)。以来関心の向きが茅野へしかいかない。非常にもったいない人。残念なイケメン。


■生島カズヒサ(28):茅野の副官。上級曹長。

・家計を助けるために、衣食住保証の軍人になる。姉と弟妹に仕送りもしてる。

・訓練校出身だが、諜報関係の能力を買われて専門校(士官学校と共同)も出ているので出世が早い。

・社交的な明るい性格。隊で一番女性にもてる。彼女はいたりいなかったり。

※茅野(+綾部)とは訓練校時代、とある事件で知り合って意気投合。その後専門校へ進む際には、茅野の父親に推薦状を書いてもらってる。


■片山曹長、滝軍曹、菅軍曹:中央にいた頃の茅野の部下で、茅野が中央に戻るにあたりまた同じ部隊に配属される。

片山コウスケ(30):剣の腕は氏族以外なら最高レベル。礼儀正しく融通が効かない。背が高くガタイがいい。影のあだ名が『電信柱』。

菅ミキオ(29):冷静で皮肉屋だが、片山の後始末は己の仕事だと割り切っている。どちらかと言えば戦うより本を読んでいたいタイプ。軍には片山との腐れ縁で入隊。

滝シズマ(28):訓練校時代の生島の同期。文武に優れた優秀な兵士だが、惚れた相手を六年前の事件で失い、復讐を誓う。


■鴻上ヨシキ(35):大佐。第三司令本部司令。周芳系氏族。

・『周芳』内でのヒエラルキーは茅野と同じ位。将軍に昇格しても、司令本部を作れるかどうかは決まってないので順調な出世。

・茅野とは士官学校以前から、剣道の道場での先輩後輩でもある(綾部も同じ)。八年前の事件後、性格が変わってしまった茅野を案じている。

・奥方は着物の似合う古風な美女。茅野の憧れでもあった。秘書は現代的な美女。ショートカット。片山が片思いしてるのは茅野以外は大概知っている。

※茅野と片山はモテ度に(大きな)差はあるが、鈍さは同レベル。


★第一章のゲスト

■印波タケシ(33):石背系氏族。

・代々軍の要職についていた『石背』でも有数の家系。

・二年前、村一つを潰し、終身禁固刑を受け軍刑務所に収監されていた。


■柚木司令(57):南方師団。師団長。周芳系氏族。

■三沢少尉:柚木指令の副官


★第二章のゲスト

■隅田中尉(31):鴻上司令の副官。新婚さん。

■松本軍曹(26):元茅野の部下。事務のエキスパート。茅野の左遷後もポジション変わらずで、新たな上司(久米大尉)に苦労中。


★第三章のゲスト

■礒辺大佐(46):第二大隊司令。涌井元帥の腹心。

…涌井元帥(77):軍部における石背のTOP。『妖怪爺』で全軍内通じる。



■中央統合師団(上に司令部、その上に参謀本部がある)

九つの中隊と三つの大隊

・二、三、七中隊…石背系(東方大隊)

・一、四、九中隊…周芳系(西方大隊)

・五、六、八中隊…その他、混合大隊(東西中央に分かれる)

※中隊長は大尉以上。隊長には側近として『副長』と『参謀』が付く。


■地方師団(茅野の左遷場所)

南師団、北師団:北軍の方が規模は大きい(『境界線』があるので)

※東と西は中央軍直属中隊が配属されている。


・15歳まで義務教育。それから上は働くか、各種専門学校。頭脳派の為には各種研究所もあるが、軍関係が多いので、士官学校を卒業後に研究所に入る者もいる。その逆、研究所から軍へ入る人間もいる(その場合は士官待遇)。


・士官学校は16歳から20歳。家柄が良いか金持ちかでプラス成績優秀でないと入れない。卒業後は尉官。


・訓練校は、最低限の基礎教養があれば誰でも入れる。2年制。卒業後は一兵卒だが、成績優秀な者は通信や情報を学ぶ専門的な機関があり、そちらを出る(1~2年制)と最初から下士官。


…『隣人』の項目は次章の肝なので、ラストですねー。


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