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序章 ~いわゆるそこまでのお話

 主人公は大尉で、ほとんど主人公と部下で軍人ばっか出てくる物語ですが、戦争してません。国家的な敵はいないけど敵はいる。ある意味謀略系かもしれません。

 …とは言っても、ゆるゆるなので、気楽に読んでいただければと思います。


 西暦二三〇六年、超光速航法確立。

 来たるべき宇宙時代に備えるために、地球統合政府誕生。

 これにより世界は一つの国となり、今まであった国家は、幾つかのエリアとしてまとめられるようになる。


 西暦二三一一年、長距離恒星間飛行が可能な宇宙船が開発される。


 西暦二四九二年、エリア5と呼ばれる、東洋の一角に所属する島が、地殻変動により百年以内に沈むという予測が、統合政府科学局により通達される。


 西暦二五〇〇年、エリア5住民が中心となる、人類初の宇宙移民計画が、全世界に発表される。


 二十年後の二五二〇年、五隻からなる移民船団が、地球から果てしなく続く宇宙へと旅立った。

 二万五千光年先にあるという、銀河の中心に向かいながら、人類の生息できる星を目指して。あてもなく。


 移民船の中で、八割の人間は冷凍睡眠コールドスリープで眠らされ、残り二割の運航に関連する人間とその家族は、長い航海にも耐えられるように、遺伝子レベルで身体を改造していく。

 船の中で世代を重ねて百八十七年目、大規模なスペースデブリから成る宇宙嵐に遭遇。難破した船団は二隻の船を失い、残った三隻の船も、付近にあった惑星へと曳かれ、落ちて行った。

 同じ天体には、太陽に匹敵する恒星も存在し、空から眺めて氷だらけの世界だった第五惑星には、幸いなことに、氷河期の終わりが近づいていた。

 不時着した三隻の宇宙船の乗員は、船内で百年弱の時を過ごした後、雪解けを迎えた大地に、ようやく足を下ろした。


 星歴元年。オレたちの歴史は、ここから始まる。




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