眠らないⅡ
僕が闇に切り刻まれるころ
君は僕の横で寝息を立てる
腕枕が出来なくてゴメン
もう君を支える力がない
僕にたっぷり残されるのは
考える錘 縛り付ける鎖
君の負担を減らす良薬
もう血が巡らないカラダ
生きてることはとても哀しい
必要とされない魂は縮んでく
そこらじゅう掻き集め探しても
僕である証が見つけだせない
どれほど過去の栄光を語っても
君は俯いてどんどん崩れてく
今が欲しい 存在している価値
神様はいたと二人は信じたのに
眠らない闇が僕を食べ始める
冴え渡る脳 電光が噴いて囁いた
発病すれば一年以内に死ぬんだよ
君と病の狭間に僕はもう立てない
何のために僕たちは出会ったのだろう
君はゲームをしたかっただけなのかい?
もう終わりだよ 最後の僕からのプレゼン
受け止めて 永遠の眠らないをーー