表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「全ステータスF・魔力ゼロで転生したが、殴られるたびに限界を超えるので問題ない」  作者: ラーメンが好き


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/100

第五十四話「再会」

 二つ目の経由地、ベルタという街についたのは四日目の夕方だった。

 ターグより少し大きく、山に近いせいか採掘関係の冒険者が多かった。ギルドに宿を紹介してもらおうとしたとき、ボードの前に立っている人物の背中が目に入った。

 見覚えがある体格だった。

「ハルク?」と蒼は言った。

 男が振り返った。ハルクだった。アルガで蒼に絡んできたDランクの男で、出発前夜に王都のことを忠告してくれた人物だ。ハルクは蒼を見て、それからリーナを見て、それから見知らぬエムとクルトを見て、少し困惑した顔をした。

「なんでこんなところにいるんだ」

「北部の調査で来ています。ハルクさんこそ」

「依頼だよ。山の採掘場周辺に魔物が増えてるって話で、Dランクの仕事が回ってきた」

「魔物の増加ですか」と蒼は言った。頭の中で、ターグの草地の変化と繋がった。

────────────────────────

 その夜、全員で食堂のテーブルを囲んだ。ハルクは最初、蒼の仲間に加わることを遠慮していたが、リーナが「座りなさい」と言うと素直に座った。

 ハルクが依頼の詳細を話してくれた。採掘場から二時間ほどの山道に、Cランク相当の魔物が二体確認されていて、作業員が近寄れなくなっているという。ただし、その魔物は以前はその場所にいなかったものだという話で、最近になって山の奥から下りてきたらしい。

「魔脈の歪みが原因だと思います」と蒼は言った。「王都の炉で逆転が起きていた影響が、地方に残っている可能性がある」

「王都の炉?」ハルクが眉を上げた。「お前、そんなものに関わってたのか」

「色々あって」と蒼は短く答えた。

「色々ってなんだよ」

「王都に着いてから炉の封印が止まりかけていることがわかって、止めてきました」

 ハルクがしばらく蒼を見た。それから少し笑った。「Gランクのくせに」

「今でもGランクです」

「本当に何なんだお前は」ハルクが頭をかいた。「で、その魔脈の歪みが原因なら、魔物の問題はどうすればいい」

「完全に解決するのは時間が必要ですが」と蒼は言った。「魔物を退けることはできます。その依頼、一緒に受けていいですか。俺たちも山道を通る必要があるので」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ