男性と女性はまったくの別の生き物である。 女性脳を理解しよう
前回、 田中一郎は男性は一瞬で好きになるが女性は徐々に好きになると人間は身近な人間の中で恋愛対象を選ぶ傾向があることを大久保哲二より学んだ。
そして、大久保哲二はこれから、もっとも重要なことを田中に話す。
「それは、女性が農耕民族脳だからだよ。フッた相手と共存したいという意識が働いてしまったり、好意をもってくれたフッた相手に申し訳ないと思ってしまう傾向があるんだ。」
「なんですか、その農耕民族脳というのは?」
「いいかい田中くん男性と女性は全く別の生きなんだ。男性は狩猟民族・女性は農耕民族なんだ。だから男性は沢山、獲物であるお金を稼いでこないとモテないよ。また女性は出世より安定を求めているが男性は肩書や出世が大好きな生き物なんだよ」
「私は貯金もないですし、お金いっぱいもってないですけど」
「ブサイクな我々はお金がないとモテないよ。女性は安定を求めているからね。男は死ぬまで働いてお金を稼いでこないといけないんだ。」
「お金がない場合どうればいいですか?」
「そういう場合は好きな女性の悩みとか聞いてあげなさい。ここで重要なのは相談の問題を解決しちゃだめなんだ」
「問題を解決するために相談してきたんじゃないんですか?」
「違うよ、女性はただ聞いてもらって共感してもらいたいだけ、相談した問題の解決は望んでいないんだ。だから黙って話をきいて、時々うなづいて共感をしなさい。うなづくときは相手と同じミラーリング効果を使うんだ」
「本当に男性と女性って違う生き物なんですね」
「その通り、女性は別れたあとすぐに新しい恋ができるのだが、男性はいつまでも前の女性を未練がましく引きづるんだ。これは生物学的に女性は早く次の子孫を残すためなのでは、ともいわれている。」
「切り替えが早いんですね女性の農耕民族脳おそるべし」
そして田中は以下内容を大久保先輩から学んだ。
【女性と男性は全く別の生き物だということ理解しろ】
女性は出世より安定を求めている。
女性は脳は農耕民族でゆえに組織の中で働くことをよしとします。
よって周囲との協調に重きを置く傾向があります。
また自分だけが優劣や序列をつけられたくない心理があります。
男性は肩書や出世が大好き。
男性は報酬や序列が上がっていくことに喜びや快感を覚えます。
男性は競争をする脳のため、周囲と競い合うことに重きを置く傾向があります。
基本的には肩書、権力、報酬が上がることにモチベーションが上がる脳の構造なのです。
【恋愛における女性脳と男性脳の違い】
女性脳は左右の脳半球がよく連携しているため、言語能力や感情表現が得意です。
男性脳は左右の脳半球が独立して働くため、空間認識や論理的思考が得意です。
女性脳は報酬系の神経伝達物質であるドーパミンの分泌量が少ないため、恋愛においては不安や不満を感じやすく、相手に対する期待や要求が高くなります。男性脳はドーパミンの分泌量が多いため、恋愛においては満足感や安心感を得やすく、相手に対する受容度が高くなります。
女性脳は視床下部の大きさが小さいため、恋愛においては相手の容姿よりも内面や人柄を重視します。
男性脳は視床下部の大きさが大きいため、恋愛においては相手の容姿や魅力を重視します。
【女性を褒めるときは視覚より内面を狙って褒める。】
視覚で褒めると「綺麗ですね。」「かわいいですね」などベタな褒め方は女性も、またそれか。私を顔でしかみていないと興ざめさせてしまいます。
内面を狙って褒めましょう。「気がきくね」「頭がいいね」「感性がいいね」
心から感じたことを素直に表現して褒めましょう。
また、女性に対して「結果」や「結論」にこだわると脅威を与えてしまいます。
女性は結果や結論は求めていません。求めているのは共感です。
自分の話をわかってくれている・心を理解してくれている言葉を聞きたいということです。
女性は共感してもらえたら、それで満たされるという心理があるのです。男性は問題解決を重視する傾向があるので、女性の話に対して解決策を提案したり、自分の意見を言ったりすることが多いですが、それでは女性は不満に感じることがあります。
共感するということは、相手の気持ちや考えを受け入れてあげることで、親近感や信頼関係を築くことにつながります。