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転生


もう強くなれない

俺がそのことを知ったのはつい昨日のこと


その日もいつも通りに鍛錬に励んでいた

今のところこの世界で100番目ぐらいに強いと思う

もっと上を目指すためにモンスター刈りに行った


その帰り道俺はとあることが気になったので近くにある協会に向かった


「あの〜すいません、まだやってますか?」


俺が向かった協会はまだ俺が冒険初心者の頃からお世話になっているところでいわゆる常連という物だ


「誰かと思えばルイスさんじゃないかどうしたのかな?」


「その〜最近気になってることがあって、」


「ほうほう、それでそれで、」


「モンスターをいくら倒してもレベルが上がらないんです」


「それは本当かい?どれ、調べてあげようこの水晶の上に手をかざしてみて」


俺は言われた通り水晶に手をかざした


「あら、本当だ、もうこれ以上レベルは上がらないよ」


「まじですか?」


「まじまじ、ほら見てみて、」


ディスプレイのようなものを俺に見せてくる


「ほらこれ、上限まで行ってるんだよ」


「あー、本当だ」


「だからもう、レベルは上がらないと思うよ」


「でも、でも、この世界に俺より強い人なんてたくさんいますよね?その人たちはどうやって?」


「あ〜知らないの?レベルの上限は人によって違うんだよ」


「へ、」


「君は平均より高いけどトップからしたらそうでもないんだね」


「じゃあ、これ以上強くなれないってことですか?」


「うん、諦めたほうがいいね、」


「そんなぁ」


「技は?技を極めてみるとか」


「このレベルで取れるものは全部取りましたし、

全部進化までさせてます」


「じゃあもう無理だ」


「まじか~」


「そんなに落ち込むことはない、他にやりたいことはないのかい?」


「ないです!」


「そうきっぱりと言われるとね、、あとはもう転生ぐらいしかないよ、」


「転生ですか?」


「うん、でもおすすめはしないかな、人間以外の物に転生する可能性もあるし、大切な人にももう会えなくなるんだよ?」


「特に大切な人もいないので、大丈夫です」


「そっか、なら明日もう一度ここに来なさい」


「ありがとうございます」


俺はそう感謝をして協会を出た


この日は明日が楽しみすぎて早く寝ることができた



「それじゃあ本当にいいんだね」


「はい、お願いします」


俺は司祭さんの転生術で転生した

大体転生にかかる時間は100年くらいらしい

だから、今が2500年だからだいたい2600年には目が覚めるな、その人のレベルや持っているスキルによって変わるらしいけど



目が覚めた

ここはどこだろう、

森?木がいっぱいあるな

とりあえず今の時間を知ろう

誰かいないか探していると近くに妖精がいた


「ごめんなさい妖精さん、今って何年ですか?」


「今は3500年だよ」


「え?3000ですか?」


「うん、そういうことを聞くってことは君転生者なの?」


「はい、そうです」


「そっか、そっか、ならだいたい50年くらい前の人?」


「いや、1000年です、」


「ん?1000年?何が?」


「えっと、俺1000年前から転生してきました」


「え?本当に?」


「はい」


「そっか、なら君はさぞかし強い魔族だったんだね」


「魔族?」


「だってそうでしょ、ここ魔族しか入れない森だよ?」


「え、まじか」


司祭さんの言った通り人間じゃないものに転生してしまいました

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