第5話 異世界突入篇⑶「ゴブリンがやってきました。」
先ほどは窓から、遠くから眺めていて、どこか弱そうな印象を受けたゴブリンだったが、
初めて間近でみたゴブリンは、
「ギュルァアアーーー」
大きく口を開けて向かってくるソレは、ゲームで序盤に登場する”弱い”印象は全くなく、、
『恐怖心が一定値を超えました。「全耐性」スキルをレベルアップします』
「うわぁぁぁぁ」
ボガ、ブシューーー
今にも噛みちぎろうとするその口を、近くにあった昔から使っている筋トレ用の鉄アレイ(5kg)で塞ごうと、ゴブリンの口に向かって突き出した途端、ゴブリンの頭がふっとんだ。
え?一体なんだろう、、
と思っていると、先ほど壊された窓から続々とゴブリンが入ってくる。
ソレらは次々と俺に向かって突進してくる。
「くそッ、くそッ、くそォァアアア」
ボガ、ブシャー
『恐怖心が一定値を超えました。「全耐性」スキルをレベルアップします』
ボガ、ブシャー
『恐怖心が一定値を超えました。「全耐性」スキルをレベルアップします』
ボガ、ブシャー
ボガ、ブシャー
ボガ、ブシャー
ボガ、ブシャー
ボガ、ブシャー
無我夢中で振り回していると、自分の声以外の音が聞こえなくなってきた。
おそるおそる目を開けて見ると、部屋の壁は壊れ、そこら中にゴブリンの死体と緑色の液体がぶち撒けれられていた。
これは俺がやったのか、、
と思っていると、そいつはゆっくりと窓からはいってきた。
それは先ほどまで、ゴブリンを一方的に虐殺していた、オークだった。
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