表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

嘘が付けない僕自身との戦い!

作者: 七瀬




僕は、子供の頃から“噓をつく事が出来ない子供だったんだ”


本来、嘘を付かない事は、、、?

【正直者や人から信頼される、人としての安心感など。】

・・・いい事ばかりのように感じるが。



僕にとって、“嘘を付けない事は?” 何もかも自分をさらけ出している

ようで不安しかないモノだったんだ。


【___どうして? 僕は上手に嘘がつけないのかな?】



僕の名前は、『新石 ナオヤ』24歳、会社員。

僕には、高校の時から付き合っている彼女とずっと同棲もしている。


彼女は優しく、とっても笑うと可愛いんだよ。

・・・でも、お互い社会人になった頃から、、、?


___彼女には、男の影が見えはじめたんだ、、、。

僕は嘘がつけないから、素直に彼女に聞いてしまった。


『ひょっとして? 彩羽、僕より好きな男でもデキたの?』

『___えぇ!? そんなはずがないじゃない、』


___この時、彼女は僕の為に嘘をついてくれたのに。

僕にだって、やましい事があるのに僕はそれすら気づかず

更に彼女にこう聞いたんだよ。


『じゃあ、“井岡”という男は誰なの?』

『___えぇ!? そっちこそ! 他に好きな女の子がいるよね? 

私! 知ってるんだから! ナオヤは嘘がつけないから直ぐに分か

るんだよ! “浮気を”先にしたのは、、、? そっちでしょ!!!』

『___僕は、浮気なんかしてないよ、』

『はい! それ嘘! 嘘がつけないって罪だよね!!!』

『・・・・・・』



確かに、一度だけ! 職場の女性と“浮気”をしてしまったことがある!


___でも、、、?

それ、1回だけだよ! 彼女だって、それを許してくれたと思っていたのに。

・・・僕のその考え方は、間違っていたみたいだ!



___しかも、、、?

彼女のは、1度の浮気じゃない! 既に、その男に心があるようだ。

何故か? ・・・僕と別れないだけ。


どうしてかまでは、僕には分からないけど。

このままの関係がいい訳がない!



だからといって、、、。

僕たちの【恋】は長すぎたのかもしれない。

気持ちがそこまで、お互いないんだと思う。



僕は、彼女を繋ぎ止めて置くだけの恋心が残っていないんだ。

それなら、一層の事! その男に彼女を、、、。



___頭の中で、何度もそんな事が頭に過るけど、、、。

僕から、彼女に別れを告げる勇気もなく、ズルズルと未だに同棲を

しているだけだ。



___そんな時、彼女からこんな意外な事を言われる。


『___もうそろそろ、ナオヤを解放してあげる! その代わりナオヤ

に本気で私よりも好きな女の子が出来たらね!』

『___じゃあ、別れないとな! もう、いるよ。 そういう子。』

『___そうなんだ、』

『・・・うん。』



彼女とは、この事があって“別れる事”になったんだけど。

きっと、僕の嘘はバレていたんだろうな。


彼女の為には、それでよかったのかもしれない。

僕よりその男の事が、好きだったんだろうしね。

別れのキッカケがなかっただけだ。


【ただ、キミには幸せになってほしい! それだけだよ。】





最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ