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枕の下に 希望の上に(4)

ヒヨコ

優しさが壊れた日は

四角の中に閉じこもる

火をくべて

思い切り

炭を生み出していく




誰にも見せられない

その顔は

死ぬまで

誰にも見せない

僕だけの悪魔の使い方は

人間性なんて

必要無いからだ




カーテンが震える

陽の光を浴びて

今まで

冷たい何かで

固まっていたから

カーテンが揺れる

空気に靡いて

これから

温かな何かで

動いていくから




悲しみが擦り切れた日は

四角の中に閉じこもる

水を貯めて

思い切り

溢しては

全てを濡らしていく




誰かに見られたい

その顔は

生きてる内に

誰かに許容されたい

僕だけの神頼みの使い方に

人間としての

堕落があるからだ




カーテンが包む

陽の光を届ける為に

今まで

虚しい何かで

転がっていたから

カーテンが広がる

その温度になる為に

これから

冷たい何かを

抱き締められるように




日々から逃げても

意味は無い

逃げるという行為だって

何かを

成し遂げるという事だから

何かを成し遂げた後の

後悔は

全ての事柄に付き纏う

例外なんて無い

全て飲み込み

動けるだろうか

頑なに絶望する

分からず屋のままで




カーテンが震える

陽の光を浴びて

今まで

冷たい何かで

固まっていたから

カーテンが揺れる

空気に靡いて

これから

温かな何かで

動いていくから




カーテンが包む

陽の光を届ける為に

今まで

虚しい何かで

転がっていたから

カーテンが広がる

その温度になる為に

これから

冷たい何かを

抱き締められるように




全ての繋がりも

全ての事柄も

最初は冷たい物で

温めたら生まれる

雛みたいな物

冷たくなったなら

温めればいい

準備していて

目の前にやってくる

何かを

抱き締められるように





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