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考える

作者: 我龍

俺は何をするにもまず考える。

ご飯を食べる時も、歩いている時も、寝る時も・・・

でもこれはそんなに驚く事ではないし、むしろ普通、人間は何も考えずには生きて行けない、だから考える事を止めようとはしない。

もし、考える事を完全に止めてしまったらどうなる?

きっと「本能」で行動する事になると思う。


明日の1日の行動を考える朝→五時半起床→シャワーを浴びる→タバコを吸う→コーヒーを飲む→テレビの占いを観る→(最下位の場合へこむ・・)→出社・・・こんな事を考えながら布団に入る。


毎日こんな事の繰り返し、仕事中も色々と考える、内容はシンプルな事からあり得ない事まで色々、自分の考えた通りの1日だと『安心』少しでも違う事があると「不安」例えば同僚から「今日仕事終わり一杯行こう!」

こう言う出来事が俺の中では「不安」になってしまう俺の頭の中では、(何て言って断ろう)(どうしよう) こんな事を考える内に答えが口から出ずにいつも同僚から「じゃあ、また今度行こう!」何て言われてしまう・・また考える「きっと俺みんなから変人扱いされてんだろうな」あぁ、めんどくさい、こんな日は特に疲れてしまう、余計に考える事が増えてしまう・・・。

同僚の誘いも断り、夕方6時会社を出た、会社から家までは車で一時間位の所にある、途中コンビニで弁当とビールを買い家に着いた。

疲れた、しばらく考えるのよそう、ボーっとしてようコンビニ弁当とビールとテレビ、後は何も考えずに・・寝てしまった。

まあいい、このまま朝まで何も考えず寝てしまおう

浅い眠りから、深い眠りに入る時声が聞こえた「ギャー」外から聞こえた、人の声なのか何なのか分からないけどとにかく尋常じゃなかった。

完全に目も覚めて、声の方に恐る恐る耳を近づけた。

「シャアァァー」「フギャァー」俺は思った「猫」だ。

しかしすごい鳴き声だな、縄張り争いか猫社会も大変だなぁ、何て考えながらまた部屋に戻った。


それから数時間後外の声は止んだ、俺は少し気になって玄関のドアを開けて見た。

猫の姿はもうそこにはなかった、何だか今日1日色々な事があったように思う。

猫は何を考え生きているんだろうきっと「本能」で生きているんだろうな、もし人間が「本能」だけで生きてしまったらきっと世の中大変な事になってしまうだろう、だから人間は行動する前に「考える」自分が傷つかないように「考える」相手の事を思って「考える」「考える」事について「考える」明日について、これからについて、がむしゃらに「考える」また明日の1日の行動について考えた・・何も浮かんでこなかった、「これでいい」明日は明日、今日の自分は終わり考える事は大事、考え過ぎは良くない、明日からは楽しい事を「考える」事にして今日はこのまま何も考えず寝よう。


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