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ある友人の話  作者: サトル
7/10

事故

雅信の知り合いの女性から運転手兼荷物運びをして欲しいと頼まれ

てっきり買い物に付き合わされるのかと思っていたらあるマンションの前で止まり

エレベーターで七階まで上がりひとつの部屋の前に立ち

いきなりドアを開け中へ入ると一人の女性が掃除機を掛けていて目が合い頭を下げると

「前に働いていたアルバイト先の子が急に田舎に帰ることになり

欲しい物があれば貰う代わりにそれ以外は処分して欲しいとその子の両親に頼まれて」

ようやくここへ来た理由が分かり

さっそく衣類が入ったゴミ袋を下の集積所へ運び

使わない家電製品をリサイクルショップへ売りに行き

その帰りにお弁当屋さんに寄り昼食を持って帰った所で休憩に入り

「ここの住人の方は家族に何か合って出られたんですか?」

「精神的の物で良いんだよね?」

もうひとりの女性の柿崎さんに尋ねると

「そりゃそうでしょ、だってありもしない交通事故を起こしたって警察に行ったんだから」

「えっ、どう言う?」

「私だってビックリしたよ

話を聞いたら深夜零時にアルバイト先からバイクで帰る途中

小雨がぱらつく中で男性の姿が急に視界に入って来て避けきれずって

その後に動く姿を見て怖くなり逃げて帰って来たみたいだけど

もし亡くなっていたら轢き逃げで罪が重くなるし

一緒に警察へ行ってあげるからと説得してタクシーで

すぐ刑事さんに一通り話すと申し訳なさそうにこう言われたの

管内で救急車は出動しているけど事故はないと

現場へ向かった刑事さん達も誰も倒れていないって

それから凄かったのよ、バイクを見てくれたら分かりますと

確かに損傷はしていたけど今日だという確証が得られず

目撃者もそんな時間じゃ期待出来ないし、監視カメラも無く

私と刑事さんが勘違いと話しても納得出来ないらしく

もしかしたら薬物をやっているんじゃないかと尿検査までさせられ警察署を出たら朝で

彼女の両親に今回のことを伝えて何度も病院に連れて行ったけど

田舎で療養させることが決まったのよ」

雅信は現場を聞き顔色を悪くしたそうです

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