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ある友人の話  作者: サトル
10/10

神の導き

多少分かりづらい点や抜けている事柄が合ったかも知れないが大まかな話は伝えたつもりである

男は私が黙るとおもむろに口を開き

「徳山の話に登場した男達をAとBにするならば

後者は生存確認・死体の発見が行われたから省いたのですか?」

「いえ」

「貴方はさとみが病院で郷原を見かけAと兄弟関係を結びつけました

多分保険証を辿り治療費を回収出来なかったこと・自宅があり住んでいることが

窺い知れたので考えたのでしょう

次にどう行ったルートを使ったのか分かりませんが徳山に会い

まずAを自宅に招きその帰り道でバイク事故に遭い

救急車を呼ばず引きずる姿を上階に住む大家に見られ身体を切断し

形が残らないように煮込んだと妄想に駆られている訳ですね」

「友人が」

「Aがいなくなったのは本当でしょう。職場をリストラか自主退職して痕跡が追えず恐怖に慄いている」

「私に問いかけているのなら違いますよ」

「ブラックライト云う物をご存知ですか?」

「知りません」

「血液に反応するライトで高価な物ではないので

切断したと思われる風呂場を確認することをお勧めします

立証済みだから話して東京に帰り次第、警察に事情説明をして欲しいと言うなら無理なことで

そこまでの善人者じゃないのであしからず」

「……貴方こそ妄想に駆られていますよ。ありもしない事件をさも名探偵のように語っているのですから」

「なら問題はありませんね」

「もし警察に駆け込んだら捜査がされるくらいのコネクションを持っているのですか?」

私の問い掛けてる間に180を超す男性がツカツカと男性に歩み寄り

こういう物ですがと胸元から警察手帳を出し少しお知恵を拝借したいのですがと言うと

「誰だよ?」

「片桐とは中学の同級生でお噂は聞いております」

「あのバカの連れ合いか」

「実は裁判中の案件で突然自分にアリバイがあると発言し

それが先日発生した事件の暴露でその調査に当たり不審な点が見つかり……」

「知らんがな」

刑事の携帯が鳴り流暢なフランス語で何かを語り

今は失礼しますがこのストで帰国できないでしょうから

泊まっているホテルへ伺いますのでと言葉を残し刑事は足早に去り

「警察とパイプがあるんですね」

「知り合いの弁護士にある事件の素行調査を頼まれて

それから警察に目を付けられるようになったんだ」

男は溜め息を漏らしあのオーナー喋りやがったなとスマホを取り出し

電話を掛ける手を私が止めここ数日間に起こった


徳山さんの友人の新山さんと連絡は取れたがお兄さんは……。


先程話したライトが浴室・包丁・圧力鍋に反応したこと


ゴーが兄は突然のリストラで住み込みの家を追い出されトランクルームに荷物を預けてること


このことを男性に話すと気が向いたら伝えておくよと立ち上がり

何処へ行くのか尋ねると新しい宿泊先を見つけに行くんだよと歩き出した


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