表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

本音と嘘、真実と建前の交わり

作者: 名無しさん

目の前が暗い。ここは一体どこだろう。

寒い。さみしい。悲しい。負の感情ばかり

流れ込んでくる。僕は一体誰だっけ。

込み上げる感情も名前もわからず

雨の中を虚ろに歩いた。

僕はどうして生きているんだっけ。

彼女は、僕を好きだと言ってくれた

そんな彼女に裏切られた。

その日を境に僕の中の何かが崩れた。

世界に色が消えた。

こんな醜い世の中に生きていたことを悔やんだ。

雨は強くなる。

裏切られた。その事実が、悔しかった。

悲しかった。「それでも、好きだよ」

そう思う自分が憎かった。

彼女からもらったものはすべて嘘だったと思うと

吐き気がした、目眩(めまい)がした。

すべてに嫌気がさした。

家を飛び出して、雨に打たれて

どこに行くというわけもなくただただ、彷徨う

真実は知っていた。彼女には彼氏がいて

僕に浮気しているのだと、それでも彼女を愛した

ほんとに好きだったから……。いや、そんなのは

建前かもしれない。彼女を愛したことで

何かが得られると、そう思っていたのかもしれない

でも特に今更考えた所で何かが変わるわけでもない。

雨がまた強くなる。雷がなり始めた

あぁ、五月蝿(うるさ)いなぁ…。

体温が雨によって奪われていくのがわかる。

足を滑らせて倒れる。

立ち上がる気力はもうない

全身に力か入らなくなってとても眠い

あぁ、もう嫌になっちゃうな。

どこで間違ってしまったのかな…。

答えのない応えを考えながら、目を閉じた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ