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006 スライムに連れられてついた先には?

スライムは癒やし。

 俺は、スライムを追いつつ、あいつとのやりとりを思い出していた。


 まさか、万能に【スライムの気持ち】が含まれているとは…。

 つか気持ちって言語でもなんでも無いだろ…。


 いや…ボディーランゲージっていう大事な表現方法ではあるのか。

 俺の少し先を、ぽよぽよと跳ねながら、たまに跳ねるのを止めて、振り返るかのごとくその場で待機するスライムが可愛く思えてきた。


「そういえば、お前の他に仲間いるのか?」


(ぽよん…ベチャア)

 跳ねたと思ったら、出会った頃のようにベッタリ系スライムになった。


「…(わからん、ボディーランゲージとは一体…)」


(…)


 何かを伝えようとしているのは確かなんだろうけども…。

「あっ…今の様な仲間ならいるけど、お前みたいに跳ねるようになったのは居ないってことかな?」


(ぽよん)

 潰れたかのような状態から、移動しやすい状態へ跳ねたと思ったら変化していた。


「おぉー。提案した時と違ってスムーズに変われるようになったな」


(ぽよんぽよん)と、跳ねた。


「とりあえず、お前の仲間に襲われないことだけ…ってあの移動速度じゃ無理か」


(ぶるっぶるっ)


「襲うことはないって?ことかな」


(ぽよん)と跳ねた。肯定しているようだ。

 基本的におとなしモンスターか、ただの粘性生物なのか。

 モンスターと野生動物の差ってなんだろうな?

 人に危害を食わるならモンスターっていうと熊や猪も含まれるだろうし。

 目の前のスライムとか、ペットにして良いレベルの賢さだしな。


「どこかで人会えた時に、聞いてみれば分かるか」





 ポヨンポヨンと跳ねるスライムの後を追い、10分ほど歩いてきたわけだが、そこはちょっとした泉…いや池か?まあ、それより気になるというか、景色を見てるだけも目入ってくる。


 スライム、スライム、スライム…。


 ここは、スライムの楽園のようだ。

 【べっとりと這っている】タイプがそこら中に…。


 これが【酸・毒・物理無効系】タイプだったらと考えると、恐ろしい数が存在していた。


「ほんとに大丈夫なのか…」


(ぶるっ!)っと、震えた。


 食べ物あるか?と聞いて、後をついて来てみたものの、果物みたいなみたいな物は見えないが…。

 周りを眺めた後、視線を一匹だけ形の違うスライムの方に戻すと、

(ベチャア…ぽよん)と、形を何度か変えて、周りの仲間に教えているようだ。


 そこら中のスライムが【丸いぽよぽよ】系スライムに進化?していく。


(ぽよんぽよん)

(チャポン)

(ぷるっぷるっ)

(ぽよんぽよん)


「なんだ、この癒し空間…。心が安らぐわぁ」

 そこら中に這いつくばっていたスライムが、その場で跳ねたり、跳ねて移動したりしている。

「よし。この世界のスライムすべて進化させて…」

 かわいいは正義だよな。


 そんなことを考えたりしていたら、最初の一匹は何処に行ったのか。

 もう完全に【ぽよぽよ】系スライムしか居ない上に、特徴もないから完全に見失ってしまっていた。


「…どれが最初のスライムか分からん…」


 途方に暮れるのであった。




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