005 プロローグ4 スキルの選択的な?
スライムとの出会いの前に戻ります。
スキル取得的な話です。
「と言うことで、君には選択肢があります」
こいつ行き成り過ぎるだろ…。
「まあ、そのまま死ぬか。生き返る…とまでは行かないけど、今まで生きてきた世界では死んだままで、別の世界に転移して生を全うするかだけど」
そんなの、聞かれたら生きていたいに決まっている。
不幸の積み重ねで死んだようなものだし。
不満は地球には転移・転生はできない点だろう…。
アメリカに転移して、日本の住んでいた場所に戻ってきては戸籍も何も同しようもないからだ。
転生は何の徳もない。
…あることはあるが…体は子供!頭脳は◯校生とか、何処の冥探偵だよ。
確かに子供の頃は、頭のいいやつはモテるが。
またあの退屈な時間を9年…高校まで行けば12年味わう事になる。
「異世界で転生もいいだろうけど、君が歩んだ人生最後の姿の魂のままで転移を選んでもいい」
「転生と転移の差はなんかあるのか?」
「転生の場合は、異世界の体に転生前の知識。同じ年齢になるまでの勉強時間を肉体強化に使える。利点とは違うけど、大きくなるまでの間、言語をマスターする時間があるくらいかな?」
「言語とか転生ボーナスでくれないのか?異世界共通語とかないのか?」
「あるにはあるけど、体が未熟で動かせない間に勉強できるのもある意味ボーナスだよ?」
ふむ…それは確かに…そうなんだが。
「そんなところに転生ボーナス使うとかもったいなくない?」
神様なのにもったいななくない?とは…なんか、好きだなそういうところ。
「てれるぜ…」
おい…そこら辺は空気読んで心読んでも言葉に出すなよ。
「んじゃ、転移の方の場合だな。今のままだと魂だけだから、神たる僕が体を作ってやる。あとは、転移後すぐに活動できる。あとは君がほしいスキルを1つか2つ提案してくれたらいいかな」
「体の作りとか強化とかどうなんだ?転生のほうがやっぱりいいのか?」
「んーそこは君の魂の研鑽に依存するとしか言えない」
早く死んだから、人生経験も無いし、魂の研鑽って…ちょっと肉体は不安だな。
「大丈夫だって。生前の君の肉体で再現してそれに魂の研鑽を足すから、転生後に怠けて自堕落な生活しない限りは…転生して肉体強化して過ごしたよりちょっと弱いくらいだと思う。」
なら転生より転移がいいかな…。で、スキルは異世界共通言語か、異世界語を選ぶしかないか?
「スキルはそれが妥当だね。あと10年くらい幼ければ、言語を教わりながら生きていけただろうけど。その年齢で喋れないとか聞き取れないとかになると、異文化人とか他大陸人とかでつかまっちゃったり。殺されちゃうかもだからね」
言葉が通じないってやっぱり怖いな。
じゃあ、転移でいいか。魂の研鑽ってのが本当に怖い点だが…しょうが無い。
「転移でいいんだね?もう、変えられないよ?」
また、不安あおってきやがるな…。
「聞きたいことあるかな?」
「聞きたいことか…。転生の方のボーナスって何が選べるんだ?」
「生まれ落ちる家の格や、父母を選べる」
「え…そこから?安全保証してくれてないの?」
「残念ながら保証してない」ニタリと嗤う。
質わりぃぃぃぃ。転移も落とし穴ありそうだな…最悪魔王城前とかな…。
何のための転生・転移だよ。ほんとに。
「で、その他に選べることは?」
「転生前には無かった、才能とかかな?魔法使いになりたいなら、全属性の才能とか」
その代わり親は選べないと。
ニタリと嗤う顔が憎らしい。
一瞬でも好意を持ったことを後悔したくなってきた。
「今まで転生を選んで大成したのは居るのか?」
「生き残ったのは大成したね。親が捨てて、教会のシスターに育てられて、新しい魔法の確立やら、魔王を倒したりした人物もいたよ」
「大成したやつだけ選んで答えてるだろ?若くして死んだ奴はいないのか?」
「流石に転生させてるからには、ある程度人を選んで転生先にしてるさ…それでも、人が良すぎて裏切りにあい…自分たちの不始末に巻き込ませない為に、教会や修道院に捨てられたのが…大成した2人さ」
「生まれる家や父母選べるって言ってたけど、そこまで心配しなくても良かったってことか」
「まぁね…でも、2人には申し訳ないと思っているさ」
神様でもいい人は選べても、悪人に騙されたりする、未来は見えないってことか…。
「若くして死んだってのは、だいたい転生して世の中なめてた奴のほうが多いかな。さっきの2人とは別だけど、5歳で親に売られ、奴隷になってから、王国騎士団長まで成り上がった人もいたし。ある程度の運と親の人選は保証されてるのが転生だね。君はもう転移決定だけど」
転生でも良かった気がするな。と、思えてくるのも話を聞いたせいだ。
転移での話を聞いてみよう。
「転移の方はねぇ…こっちもある程度保証はしてるんだけど、転移後に言語関係を選ばず、威力増加と最大魔力増加とかを選んだのは…哀れだったね」
なるほど、言語がわからないのに魔法を使えるわけがないってことか…。
「そそ、そういうこと。君はそんな落とし穴を選びそうにないけど」
「言語が分からないと使えないとなると。魔法ってのは、その世界の言葉で、世界に話しかけて、世界に協力してもらう。って、ことでいいんだよな?」
「概ねその通りだけど、それは精霊魔法とかの方に考えられそうだね」
どうやら、考えている魔法形態は色いろあるようだ。
「まあまあ、そう深く考えなさんなって。言語系のスキル取っておけばとりあえず、間違いはないんだから」
こいつの言葉…気になる所があるな。
「まぁいいや、1つか2つもらえるんだろ?さっきの例の奴は威力増加・最大魔力増加みたいに」
「そうだね。さっきの話の子は、勉強しまくって、10年かけてなんとか、言葉を矯正して大魔法使いになったよ」
「一応、救われたんだな」
「んー、それは彼の努力だから、救われたというのは違うかな」
「なるほどな…結局道を切り開くのは自分の手でってことか」
「で、君は何を選ぶんだい?」
「その前に知りたいことがあるんだが、共通語と異世界翻訳とはセットなのか?あと、文字も」
「異世界人共通語は翻訳も文字もセットだけど。1つか2つって、言ったよね?これ選ぶと1つになるんだよ」と、ニタリと嗤う。
「なんか、不安要素があるんだが…2つが1つになるなら、もうちょいおまけ出来ないか?地域変わったら使えないような気配を感じるんだが…」
「おまけの部分が身体強化にプラスするつもりだったけど…スキルの強化に回すんだね?」
「出来るならそうしたい。なんか、あんたの言葉の端々から不安を感じるからな」
「信用されてないなー。まあいいけど、じゃあ万能翻訳・文字共通言語でどうかな?」
「異世界人共通語から翻訳・文字共通言語になってるが、異世界と人って抜けてるが大丈夫なんだろうな?」
「大丈夫そこは、万能に含まれてるから」とニタリと嗤う。
ふ、不安だ…。




