表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/13

004 あれ…前話と繋がっている的な?

話が急に飛んでいますが、それは次話で><

 目を開いたら…木々に囲まれていた。森の中なのだろうか?

 鬱蒼とした…と、言うほど木々の影は濃くはない…浅い森といったところか。


「しっかし、またこんな適当な場所に送り込んでくれたもんだなぁ…。人の住んでる付近に、転移させてくれてればいいんだけど…」


 いや、それよりも安全な場所だろうか?モンスターも居るとか言ってが…。

 アイツは人の不幸を笑ってるような奴だ。

 …ランクの高いモンスターのところとかに送り込んでないだろうな。


「…ありえるな」


 まあ、アイツの事で悩んでもどうしようもない。

 まずは安全確保と、人の住んでる村か町みつけないとな。


(かさっ…かさっ…)


 風も吹いてないのに、草や葉がこすれあうような音が耳に入ってくる

「(…人かモンスターか)」

 そう考えてる間にも、音は非常に遅いが近づいてきている。


「(何が近づいて来ているのか…。武器も無い。魔法スキルも選んでないし…いきなり詰んだか)」


(かさっ…かさっ)


「(それにしても…遅いな。これがモンスターなら、逃げ切れそうだな)」


(かさっ…かさっ…がさっ)


 草をかき分けるような音の正体が木々の間の草から姿を現した。



「!  スライ…ム…?」


 現れたのは、ゲームで見る【丸いぽよぽよ】タイプではなく、地面に【べっとりと這っている】タイプのスライムっぽい生物だった。


「(基本スライムと言ったら、序盤で最弱の部類のモンスターだが…、この世界での強さは知らないから油断はできない)」


(フルッ…フルフルッ)


 アメーバのようなべっとりした生き物が微妙にフルフルと振れている。


「う~ん…あまり危険性はないようだが…なぜこっちに近づいてきたんだろうか?」


(フルッ!フルッ!)

 現れた時より激しくフルフル震えだした。

 最初は、ただ振れてるだけだと思っていたのだが。


「言葉は通じないよな…喋れないだろうし」そう呟くと、

(フルッ!フルッ!)と、更に激しくアピールしている…気がする。


「う~ん。敵意があるのか無いのかすらわからんな。敵意がないなら、震えるの止めてくれる?」


(…)


「敵意はなしっと…。何が目的なんだろ?」

 悩む俺を震えることなく見つめてくる(?)スライム


「ボーナスとして、選んだスキルは喋れないものには効かないか?

 いや…こっちの言葉は通じてるから、効いてるのか。

 …となると、スライム語か。あるのかねぇ…」と、呟いた時。


(フルッ!フルッ!)と、振れながスライムが近づいてきた。

 ちょっと、怖いけどしゃがんでスライムを待ってみる。


「(移動する時と止まってる時の動きは微妙に違うんだな…)」

 待ちながらそんなことを考えていた。


 そして、触れれる程に距離が近づき、スライムが群体と思われる体の一箇所を伸ばしてきた。

「触れってことかな?」


(…)

 スライムは震えない。ことで意思を伝えてきているようだ。

 ちょっと、ビビりながらもそれに触れてみる。

 スキル【スライムの気持ち】取得。と、あいつの声が聞こえた…気がしたことにする。


 なんとなく、目の前のスライムの言いたいこと、伝えたいことがわかった。


 どうやら周囲には全く、動物が居ないようで、

 人間というものを見たことがないらしい。

 急に現れた気配と、声が気になって近づいてきたらしい。


 らしいらしい、で本当にこのスライムが考えてることが正しいの分からないが、スキルを信じて、聞いてみよう。


「俺みたいな姿、形をしたのはこの周辺には居ないのか?」

(ふるっ…ふるっ)

 言葉が通じるようになったせいか、必死さがなくなっている気がする。

「居ないのか。じゃあ、ゴブリンとかそこら辺の危険な奴は?」

(ふるっ?)

「う~ん…分からないってことかな?…YES・NOくらいしか、俺には判断出来ないか…」

(…)

 悲しくなったのかちょっと、地面との接触面が増えた気がする。

 ベチャって感じだ。


「ここらへん食べ物あるか?(多分、人が食べれる物とか分からんだろうけど)」

(ふるっ!ふるっ!)

 ちょっと、激しくアピールしている。分かるようだ。

「(まぁ、食べれる物か分からんけど教えてもらうか。)案内いいかな?」

(ふるっ!)


 …。


 …。


 …まぁ、分かってたけど移動速度は出ないよなぁ。


「なぁ?その体ってこう言うふうに、丸く球体って分かるか? に、なれないか?」

(ぷるぷる…)

「んーそうだな…俺に近づいてきた時みたいに体の一部じゃなくて、

 全体的に上に持ち上げて、地面についてる面を減らせないか?」

(ぷるっぷるっ)と、激しく震えた後、徐々に接地面を減らして、

 棒状に体を変えて倒れた。


「接地面を極端に減らしすぎだ」


 ちょっと、吹き出しそうになったが、頭いいなと思い、土を少し掘り、歪ながらも土の球を作って見せる。


「こう言う感じに変われるか?(何処で見てるんだろう?全身眼とかじゃ無いよな?)」

(ふるっ!)と、棒状になっていたスライムが震えた。

「そうそう、そんな感じでもう少し、接地面を増やしてみるんだ」

 気がつけば【地面にべっとり】系のスライムは【ぽよぽよ】系スライムに進化?していた。


「いままで、地面と体が擦れて移動してたけど、その形なら、移動速度上がった上であまり地面と擦れないと思うがどうだ?」

(ぷるん!ぷるん!)

 どうやら、問題ないようだ。これで、移動速度も上がるな。

「問題ないならよかった。じゃあ案内頼む」

(ぷるん!)


 スライムに先導されつつ、食べれるものがあると思われる場所へと案内してもらうのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ