002 プロローグ3 神様っぽい的な?
まだまだ、主人公名無しの上に、神様っぽい人もまだ、名無し。
「んで、君がナイフを突きつけられ、運転手に脱獄犯が行き先を告げて5分もしないうちに…逆走というか、対向車線から車が追い越しをかけてきてね~。バスと衝突したわけだ」
「(こいつホント楽しそうに告げるよなー)」
「まあ、そう言いなさんな」
「言ってねーし!心読むな」
「でだ、その対向車はバスがジャックされてるとかも知らないわけでバスと接触したんだが、そのせいで、ナイフを突きつけられてた君は…君だけが死んだんだよ」
「運が悪いにも程があるな…。最低でも犯人も死んでくれてればよかったのに…それでその後は?」
「君と接触してたのが悪かったのか、死んでないけど死にたいけど死ねないほどの重症だね。植物と言われる状態でもなく、頭ははっきりしてるのに全身麻痺みたいな状況だね」
「どういう風に、世間は裁いてくれるのか、ある意味興味があるな」
「判決でたら教えようか?」と、ほんとに楽しそうにニタリと嗤いながら言ってくる。
「死んでしまったから、前世にはもう興味が無い…いや、あるとしたら祖父母がどう思ってるかくらいだな…」
育ててくれた祖父母を残し【先に逝ってしまったこと】がある意味心残りだ。
あと、99年設定したあのゲームのやり込みくらいだが…。
「祖父母ってあの2人か…そこまで心配しなくても大丈夫さ?」
なんで、こいつはこんなにあっさり断言できるんだろう…。
「なんでって…それはあの2人は別世界からの転移者だからな」
!?中二病をずっと患ってたと思っていたが驚愕の新事実!
「って、驚いてみたけど本当かよ?」
「そうだな…お前の両親もそのせい…というか、能力の高さゆえに異世界に召喚されたんだぜ。召喚内容は【異世界高能力者】を選出して召喚する」
「俺の両親の行方不明の理由はそれか…。なら祖父母も分かってるってことか?両親の転移のことや、俺の不幸体質と、事故に巻き込まれ刺された後の魂の行く先とかも?」
「一応死んだけど、死んでないってことは伝えておくかい?あの2人も、ここを経由して地球に転移していったから、伝えることはできるけど」
「頼む。…んで、両親の召喚について聞いていいか?父さんが祖父母の子ってことは知ってるが、母さんも召喚されたのはなんでた?母さんは何の力も持たない地球人ってことだろ?」
「それは、君の父親が高能力者の枠を越えてたんだよ、妻を残して…子を残していけるか!って召喚を無効化したんだ」
父さん凄いな…。
「もう、一度行われた召喚に隷属させる邪法が組み込まれていてね、隷属させてまで何かさせようかとさせる召喚者に怒りが…って感じで、召喚魔法を改編して、異世界に乗り込んでいった」と、笑いながら教えてくれた。
母さんは?と、疑問に思う。
「祖父母に子供の君を託して、父親と一緒に同じ世界に行ったよ。それだけの力があれば、二人して元の世界に戻ってこれそうだよね?なんで戻ってこないかは…聞きたい?」
なんだろう…聞かないほうがいい気がしてきたな。
「両親の件はもやもやするけど納得できた。子育てを放棄されたみたいで、怒りもあるけど、召喚とか普通は抗えないだろうしな」
何も知らない頃より納得できた。
「で、俺をここに連れてきた理由を聞いても?」
「君たち一族を優遇してるみたいな感じがするかもしれないけど、君が望むようなら、転生、もしくは魂の姿のまま転移というべきか…させてあげようかなと思ってね」




