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011 プロローグ7 地球の常識と、転移先の常識の差異は?

ようやく、神様(?)パート終了。かも?



「後は、現地に転移させるだけだけど、なにか最後に知りたいこととかあるかい?」


 聞いておくことか。

 転移先の世界の名前や、ちょっとした地理くらいか?


「そこら辺は、自分で調べるほうが身に入るよ?」


 また、心読んでるし。

 となると…地球の常識と、転移先の常識の差異くらいか?


「そうだねえ…。常識としては、まず人からいこうか。同族を無意味に殺せば罪になるね。盗賊の職業もあるけど、これは斥候や、罠の解除とか出来る職業も含まれるから、色々面倒だね。強盗が職業になってるのは問題なく殺しても良いんだけど、鑑定のスキルも無しに相手の職業を判断できないから、基本的には攻撃されたら反撃ってところだね」


「正当防衛なら大丈夫ってことか…。でも、それって証明できるのか?」


「そこは、一応神様が見てる世界ってことだよ、無意味な殺害には容赦なく職業が変更される。神が証明するけど裁きは人に任せるって感じだね」


「なるほど…。しかし、その犯罪者が手におえないくらい強かったら?」


「それだけ強ければ犯罪者にならない…ってことはないからね。【悪堕ち】って、事も意外と多いからね…。神も証明する罪が付くと、ステータスにマイナス補正が入るようになってる。だから、基本的には犯罪者は少ないと思っていい。…例外もあるけど」


「例外ね…」


「…神様にも【悪堕ち】したのがいてね。悪目立ちすると、目をつけられて【悪神の加護】というか呪いというか…まぁ、余りよろしくないモノだよ。全種族を敵に回すようなものだよ」


「なるほどな。で…全種族ってことは、人類以外にも種族があるってことだよな?」


「そうだね。人の常識の差異は地球とあまり変わりないってことで、種族の話に行こう。一応、君たちの世界にある物語に出てくるような種族はある程度いる。魔族もいるけど『魔族は悪』と言うこともなく、基本的には完全に平和な世界だよ」


「人族、エルフ、ドワーフ、魔族…リザードマンとかそこら辺は蜥蜴人族になるのか?」

 蜥蜴人族が認められるなら、人魚やマーマン。…ヘタすればゴブリンも…。


「んー種族独特の言語は持っているけど、それで多種族と意思の疎通が出来ない、出来てないのは基本的に争いになるね。リザードマンや、人魚、マーマンは大丈夫だけど、ゴブリンやコボルトはダメに近い」


 意思疎通か…たしかに言語の壁は厚いだろうな…。

 転移先の世界のゴブリンも良くゲームやIHKで見た、アニメみたいに緑色の醜悪な生き物とかなんだろう…多分。


「そうだね。異世界から地球へ渡った者が、書いた物語。エルフなら耳が、ドワーフなら小さくて酒飲み、魔族は暴力的で世界を征服したがったり、ゴブリンは緑色で醜悪…って、そのままのことを書いてたからね」


「なるほど、転移者や転生者が物語を書いて、地球に異世界の生き物達をそのまま、広がったりしたんだな」


「そんなところだね。異世界も沢山あるけど、進化の過程は似たようなものなんだよ。異世界1の魔族と、異世界2の魔族。遺伝子の配列が同じになったら、同じように攻撃的だったり魔力が多かったりするんだ。だからこそ、遺伝子が神の設計図といわれてるんだけどね」


 異世界でも、遺伝子の配列は共通ってことか…。

 創世神は偉大ってことだな……ん?

「まぁ、なんとなく常識は分かった。最後の質問なんだが」


「なんだい?」ニタリと嗤う。


 おいそれ久々だな。


「いや…お前って、神様的なランクで言うとどれくらい偉いんだ?」


「それは、日本でいう【素盞鳴尊】くらい?」


「いや…それは違うだろ、そこまで偉くないだろってか、その神って暴れん坊じゃなかったか…」


「…ただの、トリックスターな神さまだよ」


「それ、悪戯者…っておい!まさか…」


「最後の質問は終わりだね!いってらー」


 その一言を最後に、急激に闇につつまれる…。


「いい、異世界ライフを」と、あいつの声が聞こえた気がした。







「さて…体を構築して、魂から研鑽分の補正と、スキルの余剰分たしてっと…」


 …。


「転移先は街に近すぎず遠すぎず」


 ……。


 …。




トリックスターな神というと、あんまり居ないかもしれませんね(ノ∀`)

お読みいただき、ありがとうございました。

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