尾行編
寮から出た要くんが真っ先に向かったのが、可愛い系の小物室さん!!!
「どういうことかわからないね」といつの間にか後ろにいたコートを着た人に声をかけられる。
「誰ですか」「皇だよ(※ep.48 夢②参照)」と男の人...皇さんがいう。
「あぁ〜文化祭の時の...で、なんでそんな探偵みたいなコート着てるんですか?」
「いやぁ〜僕の娘が今ね、不純な男に付き纏われてそうだったから、
その男の素性を知らないとっと思ってね。」
「なるほど。それで尾行を...犯罪じゃないですか」「君もだよ。ってか警察だから大丈夫大丈夫」
「職権濫用ですね」「「はっは〜ははは〜」」
「ってか娘!!!何歳ですか?」「今十六歳」「皇さんは、何歳ですか」「僕三十七歳」
(到底そうは見えないなぁ)と思いつつ、小物屋から要が何かを買って出てきたところを尾行する。
そのまま一心不乱に要は、どこかに向かって走り出す。
「よし行こう!」「はい」と俺たちは、走るー走るー。
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「路地裏!!!くっ...誘い出されたか」「...やるな」と僕たちが呟くと、
「いやお前ら何してんだよ」と要が言う。
「よく言うぜ、誘き出しておいて」「いや、誘き出すも何も勝手に尾行したお前らが悪いだろ」
(さすが、ナイスツッコミ。...じゃなくてアレを聞かなきゃ)
「要くん...僕の娘を誑かすとはどういう了見なんだね?」
「あぁ、美桜奈さんのことかな。誑かす..ってのがよくわからないけど、アドバイスならもらったけど。」
「あっ!要っち。...なんでお父さんがここにいるの」と例の美桜奈さん?が言う。
「美桜奈!心配したんだぞ」と安定の親バカっぷりを披露したところで、
「娘の交友関係に手出ししてくる父親とかサイテー」と一蹴すると。
(このぐらいじゃ。効かないんだろうな...)と皇さんの方を見ると
「昔は良かったよなぁ。お父さんお父さん言ってくれて」と体育座りで路地に倒れ込んでいる。
「行こう!要っち。」「あっ、はい。」と敬語気味で要が答える。
(っく...このまま野放しにしておくと、俺の恋愛計画が狂う。どうすれば...)
「ってかそれ誰にあげんの。あたしが選んだやつだけど....」「同級生にあげようと思ってます。」
(良かった。...俺の計画はまだ終わらないようだな)と俺はそこで力尽きる。
後日購入した小物は、玲さんにあげたらしい。




