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6-1【状況】

今日は定時の更新ですe

「ヘスティア様はご自身が生まれた時のことを覚えておいでですか?」

「うーん、まぁ、なんとなく?」


流石に、何年も前の話なので、記憶があやふやなところも多いけど、あまりに衝撃的なことが多かったので断片的にはそう簡単には忘れられない。……いや、マジで私本当によく生き延びたよね!?


「では御尊父クロノス様のことは?」

「なんとなく、覚えてるよ……ママ……母に手渡されそうになった時に目が合って、これはだめだって思ったの覚えてる」


あぶない、ついいつものノリでママンとか言いそうになった!流石にね、こんなシリアスムードの中ママンがまずいのは流石に私でも分かる。そして、あの瞬間は私の中で軽いトラウマだからね。忘れるわけがない。全身の身の毛がよだつってこういうこと言うんだって身をもって知ったもん。まだ生えてる毛も少ない赤ん坊だったけど。


「そうでしたか……ヘスティア様は生まれた時から聡い御子であらせられたのですね」

「神様ってみんなそういうもんじゃないの?」

「それは生まれた神によります、実際にヘスティア様の他にもクロノス様とレア様の間には五柱の神を設けられましたが、皆自我が芽生える前に飲み込まれてしまいました」

「待って、流石に情報の渋滞が過ぎる……ていうか、私兄弟いたの!?」


唐突に明かされる新情報達に処理が追いつかない。えっ、私兄弟いたの!?そんでみんな飲み込まれたって!?『我が子を食らうサトゥルヌス』の“我が子”って私だけじゃなかったんだ!?あとゴチュウの神って何???もうマジで神様難しすぎる!!


「はい、ヘスティア様には本来御兄弟がおられました」

「知らなかった……」

「それも無理はありません。すべてヘスティア様がこの森へ落ちたあとに生まれた神々ですから」


なるほど、私が長女なのか……!私は産まれてすぐ逃げ出してるし、兄弟も産まれてすぐ食べられてたらそりゃ互いにその存在は知らんよな。


「産まれてすぐにデメーテル様、ヘラ様、ハデス様、ポセイドン様が飲み込まれ、そしてつい先日産まれたゼウス様も飲み込まれてしまいました。生き残っているのはヘスティア様だけなのです」

「……ん?」

 

なんか今、有名どころの神様の名前並んで無かった?ゼウスとか聞こえたような……?というか思ったより兄弟多いな???押し寄せる情報の波に溺れそうになりながらも思わずもう一度聞き返す。


「今なんて言った?」

「ですから、生き残っているのはヘスティア様だけで……」

「いや、そのもうちょっと前」

「?、ご兄弟が飲み込まれたという話ですか?」


どう考えても引っ掛かるとこはそこしかないんよ。私だけが生き残ってるのも確かにまぁ、気になるところではあるかもしれないけど、そんなことより圧倒的に気になるところがありすぎるんよ。


「そうそう、もう一回兄弟の名前教えてくれる?」

「上から順に、デメーテル様、ヘラ様、ハデス様、ポセイドン様、ゼウス様です」

「聞き間違いじゃなかった!!」


最初の二人はよく知らないけど、ハデスとかポセイドンとかゼウスってアレだよね?ギリシャ神話!そこまで詳しくない私でも知ってる有名どころ!!ていうかゼウスってギリシャ神話の最高神とかじゃなかったっけ?そんなゼウスが飲み込まれているって、それって結構……


「ヤバいのでは?」

「だから最初から申し上げているではありませんか!世界は危機的状況なのだと!!」


ついにメーティスに叱られてしまった。でもそれはそう。いうなれば物語の主役がいなくなってしまったという、バカでか緊急事態にあまりに話が進まなさ過ぎるもんな。ごめんって、平和ボケした現代人は世界の危機って言われてもどこか他人事で全然ピンと来ないんよ。この世界でも今までなんだかんだ気ままに生きてきたしな。

そんで、今更だけどゴチュウって五柱か!!神様って一柱って数えるって何かで見たわ!!


「すみません……でもどうして父は自分の子を飲み込んじゃうの?」

「それはクロノス様の御尊父、ウラノス様よりもたらされた予言によります」

「予言?」

「えぇ、クロノス様がウラノス様の権威を刈った時に、クロノス様もまた自分の子に権力を奪われると、そう予言されたのです」

「ほーん?えっと、うーん?つまり権力を奪われることを恐れて食べちゃった、と?」


なんか難しいな??イマイチ、ピンと来てはないんだけど、クロノスは自分の子に権力を奪われるって予言のせいで子をたべてるってことしか分からなかった。クロノスとかウラノスとかややこしい。


……あれ?待って?私、なんか大事なこと見落としてない?一旦、状況を整理して考えてみよう。私の父親はクロノスで、そのクロノスの子、つまり私の兄弟にはゼウスとか有名な神がいる。……もうその時点でお腹いっぱいなんだけど、更にクロノスには奪われるを怯えるくらいの権力を持っている。最高神とかに奪われる権力、それって……


「あれ?もしかして……もしかしなくても父って結構偉い感じ?」

「はい、クロノス様はティタン神族を纏められる王であらせられます」


速報、よくわからないけど私、王族だった!!

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