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55話『帰りを待つ人がいるから』

 アイネオス率いるトラネウス軍が北上を初めて五日目の夜が来た。

 おそらく明日の夕方までにはエルトゥランの町に到来するだろう。

 事前の予想では到着予定日は今日だった。

 つまりダンキー隊による進軍妨害が一日分の時間を稼いだことになる。

 その一日に意味があったかどうかはまだわからない。


 俺はダンキーの騎兵隊と共にエルトゥラン王城に戻ってきた。

 たいまつが照る城門をくぐると、門番の兵士に声をかけられる。


「救世主様。お戻りになり次第、部屋に来るようにと陛下が」

「ティアナートさんが? ありがとうございます」


 ダンキー隊の皆とは城の正面広場で別れた。

 彼らにはまだ馬の世話という大事な仕事が残っているのだ。

 一足先に上がらせてもらう。


 俺は城の玄関扉を守る衛兵に声をかけ、薄暗い城内に入った。

 廊下に漏れ出た光は役人の仕事部屋の明かりだ。

 状況が状況なので、居残りで仕事をしているのだろう。


 さすがに俺も疲れで足が重い。

 俺はのろのろと階段を上がった。

 城の三階北側廊下に出て、角を曲がって西側廊下を歩く。

 自室に戻るとスイッチが切れてしまいそうだった。

 扉を見ないようにして、部屋の前を通り過ぎた。


 南側廊下の西寄りの角部屋がティアナートの寝室だ。

 その隣の大部屋は王女陛下の執務室である。

 どちらにいるのだろうと迷ったが、疲れで頭が回らない。

 近くから試そうと思い、寝室の扉を叩いてみる。


「シロガネです。ただいま帰りました」


 ほどなくして扉が開いた。

 隙間から顔を出したベルメッタと目が合う。


「お帰りなさいませ」


 促されて、俺は部屋に入った。

 入れ替わるようにベルメッタは廊下に出ていくと、外から扉を閉じた。

 時間が時間だけに部屋の中は暗い。

 燭台の薄明りが、寝台に腰かけるティアナートの姿を浮かび上がらせていた。


「お帰りなさい」


 ティアナートが微笑みかけてくる。

 彼女は前開きのだぼっとした、薄桃色の長袖ワンピースを着ていた。

 いつものように左手に純白の手袋をしているが、右手は素手だ。

 初めて見るその無防備な姿に、俺はつい目をそらした。

 ろうそくの火に照らされた彼女の姿が妙になまめかしく見えたからだ。


「座って。少し話をしましょう」

「あっはい」


 寝台のそばに一人用の丸卓がある。

 その卓の椅子に俺は腰を下ろした。

 ティアナートは寝台に腰かけたままだ。

 おそろいの純白の手袋をした俺の手を見て、彼女は嬉しそうに微笑んだ。


「シロガネ、ケガはありませんか? 体の具合は?」


 彼女のほつれた髪が扇情的に映る。

 変な気持ちになってしまうのは疲れのせいだろうか。

 とはいえ夜分に女性の寝室に二人きりで、目の前の異性が油断した格好をしていて何も感じないのであれば、それはそれでおかしいだろうとも思う。


「シロガネ?」


 ティアナートが心配そうに表情を曇らせるので、俺は慌てて頭を振った。


「大丈夫です! ケガもないですし、体調も問題ないです」


 その点に関してはごまかしなく本当である。

 五日間、草原を走り回ったおかげで疲れはあるが、体調は悪くない。

 ふと俺は自分の体のにおいが気になった。

 帰ってすぐなので、一日の汗と汚れがそのままなのだ。


「すみません、その、臭くないですか。着替えないで来てしまったので」

「そんなことを気にしていたの?」


 ティアナートはくすりと笑うと、寝台から腰を上げた。

 椅子に座る俺の背後に回ると、動かない左腕をぶら下げたまま、右腕を俺の体に巻き付けるようにして抱きついてきた。

 柔らかい肉感が背中を覆う。

 ティアナートはあごを俺の左肩に乗せて、耳元で囁いてきた。


「急いで私に会いに来てくれたのでしょう? その気持ちが愛おしい」


 すんすんと首筋のにおいを嗅いでくる。

 俺は気恥ずかしさとこそばゆさで顔を赤くした。


「すごく濃いにおいがする。でも嫌じゃない。このにおいは私のために頑張ってきてくれた証でしょう?」


 ティアナートは甘い吐息を漏らした。

 あの日以来、彼女の俺に対する距離感がとても近くなったように思う。

 宣言した通りに心を開いて、俺にもたれかかってくれている。


 急変した距離にはまだ慣れないし、戸惑いも感じていた。

 でも正直に白状するなら、彼女に抱きつかれるのは嬉しかった。

 体が芯から熱を持って、彼女の温度に溶けてしまいそうになる。

 自分はここにいていいんだという絶対的な安心感に包まれるのだ。


「ティアナートさん」

「なぁに?」


 普段の彼女からは想像できないような甘えた声で聞き返してくる。

 もう面倒事には目をつむって、このまま身も心も委ねてしまいたくなる。

 けれど雰囲気に流されるのはよくない。

 深刻な脅威はすぐそこまで迫っているのだ。


「ずっとこうしていたくはあるんですけど……明日どうするのか、もう決めたんですか?」


 ティアナートはスッと息を止めた。


「その話。今しないといけないこと?」

「残念ですけど、俺はそう思います」


 少しの沈黙の後、ティアナートはため息をついた。


「……そうね。貴方が正しい」


 彼女の体温が背中を離れる。

 ティアナートはまた寝台の縁に腰を下ろした。

 国を束ねる王女陛下の顔付きになる。


「報告は聞いています。トラネウス軍とは明日ぶつかることになる」

「どう戦うつもりなんですか?」


 トラネウス軍の兵力はおよそ千二百。

 歩兵が千人で騎兵が二百騎ほどと思われる。

 対するエルトゥラン軍は七百ほどだ。

 俺が留守にしている間に、義勇兵百名が我こそはと名乗りを上げたらしい。


「正面から迎え撃つ……のは無理でしょうか?」


 ティアナートは自信なさげに呟いた。


「ドナンさんの船はまだ帰ってこないんですか?」

「報告では明日あたりに戻るようなのですが、間に合うかどうかは」


 船に乗せられる人数には限りがある。

 チコモストにいるドナンの軍全てが帰ってこられるわけではない。

 すし詰めで乗せても三百人が限界だろう。

 そのうえ帰国が間に合ったとしても兵士はおそらく疲労困憊だ。

 当てにしすぎるべきではない。


「分は悪いですよね正直。でも戦えないほどの差ではないと思います。エルトゥランの町に着くころには相手も疲れているでしょうし」

「うん……」


 ティアナートはこの上なく豊かな胸の膨らみに右腕を押し付けた。

 不安そうに服の首元をぎゅっと握る。


「軍の将兵も外に出て戦いたいと希望しています。籠城をすればより確実にドナンの帰りを待つことができる。ですが町を抑えられて、民を人質に取られたら……」


 城下町には兵士の家族が多くいるのだ。

 城に籠れというのは、家族が蹂躙されても我慢しろと命ずるに等しい。

 俺ですらシトリやギルタのことが心配でたまらなくなる。


「嫌ですね。そうなるくらいなら死ぬ覚悟で戦いたい」

「進言に来た将もそう言っていました。それでどうしたものかと考えていたのですが……」


 ティアナートは深く息を吐くと、頷いた。


「そうね。町の外で迎え撃ちましょう。貴方がいてくれるならきっと勝てる。そうでしょう?」


 肯定を求めるように、ティアナートは上目遣いで俺を見てくる。

 彼女はエルトゥラン王国の統治者だ。

 決断を下して、その責任を全て背負わなければならない。

 そんな重荷を一人で抱えるのは辛いだろう。

 俺は意識して、にこりと微笑んだ。


「ええ。勝てます」

「……ありがとう」


 ティアナートは脱力して、背中から寝台に倒れ込んだ。

 額に右手の甲を当てて、まぶたを塞ぐ。


「もう大丈夫。貴方も明日に備えて休んで」


 心労が溜まっているのだろう。

 ここ最近の状況の過酷さを考えればそれも当然だ。


「ティアナートさん」


 俺は椅子から立ち上がった。

 長い金色の髪を寝台に広げた仰向けの彼女に声をかける。


「約束。覚えていますか?」

「約束?」


 ティアナートはうっすらと目を開いた。


「チコモストに行く前に言いましたよね。無事に帰ってきたら、どんな願いでも叶えてあげますって」

「ディドの見送りをした、帰りの馬車で?」

「そうです。明日の戦いが終わったらでいいですか。その頃にはたぶん、願い事も決まっていると思いますから」


 ティアナートは寝台に右肘をついて上体を起こした。

 俺の顔を見て数度まばたきをした後、ふとその口元が緩んだ。


「貴方が何を欲しがるのか楽しみね。きっと私には想像もできないことを言ってくれるのでしょう?」


 二人で微笑みを交わし合う。


「おやすみなさい」


 俺は彼女に背を向けて、部屋を出た。



 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



 エルトゥラン王城は日の出と共に慌ただしくなった。

 今日の内にもトラネウスの大軍がやって来るのだ。

 いつでも戦場に出られるよう準備する必要があった。


 夜明けの日差しが目に染みる。

 俺は朝食を取るよりも先に、東側城壁のそばに建つ鍜治場へと足を運んだ。

 今日は隣の武器倉庫の扉が開かれている。

 鎖帷子の兵士たちが大量の木箱を城前広場へと運んでいた。


 鍜治場の扉は開けっ放しだった。

 中を覗くと、黄色の全身つなぎを着たミスミスが床で大の字になっている。

 マウラを探すと、鍜治場の隅っこで丸くなって眠っていた。


 二人は城の鍛冶師として武具の製造を任されている。

 戦準備で忙しくしていたのだろう。

 心苦しくはあるが、声をかけないわけにもいかなかった。


「おはようございます! シロガネです!」


 しっかりと大きな声で挨拶して、鍜治場の中に立ち入る。

 するとミスミスは仰向けのまま手を上げた。

 睡魔に抗うかのように、片方のまぶたをわずかに開いてこちらを見てくる。


「もってけぇ……」


 作業台を指さすと、ミスミスは腕を下ろして目を閉じた。

 台の上で存在感を放つのは傷一つない新品の槍だ。

 色合いは灰色に近い銀で鈍い光沢があった。

 その表面には波紋のような模様が浮かんでいる。

 指でなでると金属質な冷たさが感じられた。


 槍の柄を右手で握ると、久しぶりの重さに肩を持っていかれそうになる。

 そうそう、この重さが俺の槍なんだ。

 実に頼もしい。俺は自然と頬が緩んだ。


「ありがとうございます。ミスミスさん、マウラさん」

「んぁー……がんばれー……」


 ミスミスは小さく手を振ってくれた。

 間に合わせてくれて本当に助かった。

 これで心置きなく戦いに挑める。


 俺は新しい相棒を肩に担いで、鍜治場を後にした。

 それから食堂で食事を済まし、西側城壁の方へと城の敷地を歩いた。


 西側城壁の近くには兵士の宿舎と馬の厩舎があった。

 城の敷地の西南に建つ厩舎では騎兵隊員らが愛馬と触れ合っている。

 その様子を歩きながら眺めていると、ふと一人と目が合った。

 ほぼ丸坊主の男が駆け足でやってくる。


「救世主様、おはようございます!」


 はつらつとした声の主は騎兵隊を率いる百人隊長ダンキーである。

 共に敵の妨害に勤しんだはずだが、まるで疲れを感じさせない。


「おはようございます。今日も頑張りましょう」

「はい! あっ、もしよろしければこれを」


 ダンキーが差し出してきたのは腕輪の形をした組み紐だった。

 赤、白、橙の三色の糸で編まれている。

 似たものをムルミロが身に着けていたのを俺は思い出した。


「これってもしかして?」

「娘が御守りにと編んでくれたんです。救世主様の分もと預かってきたのですが、もしよろしければ……」


 俺はダンキーの娘さんとは面識がない。

 それなのにこうやって願いを託してくれている。

 俺は胸にじんわりと湧いた温かさを感じながら、笑顔でそれを受け取った。


「ありがとうございます」


 さっそく組み紐の輪を右の手首に通す。

 顔の高さに右手首を持ってきて、どうですかとダンキーに見せた。


「元気が出ます。娘さんにありがとうと伝えてください」


 ダンキーは満面の笑みで頷いてくれた。


「娘も喜ぶと思います」


 ダンキーは本当にいいお父さんなんだろうと思う。

 幸せな家庭を持っていたら、守るために必死になるのも当然だ。

 きっと俺よりも戦いへの情熱を秘めているのだろう。


「お二方!」


 声に振り返ると、老齢の男が駆け寄ってきていた。

 短く切った髪は真っ白で、頬は骨ばっている。

 年季を感じるその面構えには見覚えがあった。


「ンディオさん、おはようございます」


 彼は北部国境のサビオラ砦の守護を任されていた老将軍である。

 対トラネウス戦のため城に呼び戻されたのだ。


「おはようございます、救世主様。ダンキー百人隊長も。此度の戦い、私が大将として指揮を執ることとなりました。老骨に鞭打って務めさせていただきます」


 ンディオはお手本のような直立姿勢で言う。

 この溢れ出る覇気を前にして、誰が彼を年寄扱いできるだろうか。


「頼りにしています」

「私もです。噂に聞く救世主様の戦いぶり、期待させていただきます」


 ンディオは軽く笑んだ。

 その笑顔の向こう、宿舎の方から大柄な男がのしのしと歩いてくる。


「おーいオヤジィ! 軍議すんじゃねえのかぁ!」


 大きな声に比例するような筋骨隆々の大男である。

 身長は百九十センチほど、年は四十歳くらいだろうか。

 耳が隠れる長さの頭髪は強めの縮れがかかっていた。


 男の声を聞いて、ンディオの眉がぴくりと動いた。

 俺に軽く頭を下げると、目を見開いて振り返る。


「オルクスッ! 駆け足!」


 ンディオの発した太鼓のような張り声に、俺もその男もびくりとする。

 縮れ毛の男はンディオに言われた通り、駆け足でやってきた。

 老将軍の前で踵を合わせて直立姿勢になる。


「よしっ! 救世主様に敬礼!」

「はっ!」


 男は鋭く右の手を左胸に当てて、エルトゥラン式の敬礼をする。


「オルクス=アーレイ百人隊長であります!」

「よしっ! 休め!」


 ンディオの号令で、オルクスと名乗った大男は手を足の横に戻した。


「申し訳ございません。態度の悪い男でして」

「あっ、いえ……」


 まるで鬼教官なンディオに俺は圧倒されていた。

 気を取り直して、オルクスに挨拶を返すことにする。


「シロガネヒカルと申します。はじめまして……でしたっけ?」


 縮れ毛のオルクスは直立のまま答える。


「サビオラ砦で一度お会いしております!」

「そうでしたか」


 砦で整列した兵士に出迎えられた時に彼もいたのだろう。

 あの時は切羽詰まっていて、足早に通り過ぎたので覚えていなかった。


「よろしくお願いします、オルクスさん」

「はっ! 光栄であります!」


 オルクスの返事は威勢はいいが、言わされている感じがした。

 老将軍の目を気にしているからだろう。

 ンディオはやれやれと息を吐いた。


「では軍議をいたしましょう。どうぞ宿舎の中へ」


 ンディオは俺たちに背を向け、先に歩き出す。

 皆でそれに続くと、ささっとオルクスが隣にやってきた。

 前を歩くンディオを気にしながら、俺の耳元に顔を寄せてくる。


「なぁなぁ。兄ちゃんが救世主様って本当か? あの派手な鎧を着たやつだよな。つーか何歳よ?」


 おそらく素であろう砕けた口調に、俺は微笑ましくなる。


「いちおう、十七歳の救世主です」

「まじかよ。うちの息子とたいして変わんねぇぞ」


 オルクスは眉間にしわを寄せる。


「ンディオのオヤジもドナンのオジキも、こんな子供を戦わせてよぉ。女子供のために体を張るのが男の仕事ってもんだろうが。こういうのはよくないよなぁ?」

「はぁ……」


 生返事を返す俺の肩に、オルクスはがっしりした腕を回してくる。

 至近距離のその目は真剣なものだった。


「冗談抜きに今日はきつい戦いになる。お前みたいな若いのは死んじゃだめだ。死ぬのは年寄りだけでいい。俺もオヤジも覚悟は決めてる」


 オルクスは重たい息を吐いた。

 それから俺の肩をぽんぽんと叩く。


「だからよ。もし怖くなったら、いつでも俺の後ろに隠れていいからな?」


 そう言って、にかっと笑う。

 こわもてな風貌に反して、根は優しい人なのかもしれない。

 俺は笑顔で返事をする。


「もしもの時はお願いします」

「素直でよし!」


 オルクスは俺の尻をはたくと、満足したように先に歩いていった。

 ンディオの後に続いて、俺たちも宿舎に入る。


 会議室に百人隊長以上の者が集まり、状況と対応を確かめ合った。

 そもそも方針はすでに決まっているのだ。

 慌てふためくこともなく、速やかに軍議は終了した。


 出撃の準備を済ませた後、城の正面の広場に全軍が整列した。

 城の二階バルコニーの王女陛下に見送られて城を離れる。


 エルトゥランの町が地平線に隠れるまで、軍は緑の野原を南に移動した。

 その地点で陣形を組み、トラネウス軍を待ち構えることとなる。

 また野原の東には林があった。

 事前の作戦通り、ヒゲドラ隊長率いる百人隊がそこに姿を隠した。


 青い空を昇った太陽が頂点を過ぎて傾き始める。

 そしてついにトラネウスの大軍勢が到来した。

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