輸送員-1-
投稿、遅れました。すいません。
-3050年7月19日-
ハドゥト帝国の最新兵器の設計図を持った指揮官とその部隊が西方戦線に向かい首都リムフから出動した。そうサクライ少佐である。彼こそがこの物語の主人公である。彼の部隊は300近くの精鋭装甲機兵を中心に構成されている。
「4日以内に西方戦線に向かう必要があるから走り続けるぞ!」
「はっ!」
「出来るだけ目立たない道を通るぞ!出発!」
「はっ!」
-3日後 西方-
「南側でワラリ大佐の部隊1500が包囲されています。」
「ワラリ大佐救出のために1000の部隊を送れ。本部からすぐに最新兵器が届くとの連絡があった。」
「最新兵器ですか。それで戦況は変わるでしょう。」
「うむ。」
この時、サクライ少佐の部隊は西方戦線まで約10kmの所まで来ていた。首都リムフから700kmの位置から目標地点まで10kmに迫っていた。
「走り続けろ!あと少しだ!」
サクライ少佐が兵を鼓舞した。しかし、3日間飛び続けている兵たちには疲労が見られ、装甲機兵のエンジンは切れかかっていた。遠くからは煙が上がっていることが見えてわかった。
「少佐!向こうです!」
「分かっている!全員、スピードを上げろ!」
その頃、ストリュト鎮守はサクライ少佐が到着するまでにワラリ大佐救援が完了しないと分かり、救援に20000の兵を送ることにした。そして、未だに救援部隊、ワラリ大佐部隊は敵軍15000と戦闘をしている。
-2時間後-
「救援部隊、出撃するぞ!」
とうとう、ストリュト鎮守の、部下であるキヒ中将の部隊が出撃した。サクライ少佐は後2kmの所を飛行していた。
救援部隊が出撃したが、サクライ少佐は設計図をいち早く届け、被害を減らすことが重要になってくる。