滅亡寸前の国を救う

プロローグ

　我々人類が住む地球から遠く離れている惑星《ビードラ》。その惑星は、我々地球人が現在の技術力では到達できない位置にある。そこではヒューマノイド型の生物が生活している。彼らは《ビード人》と呼ばれ、彼ら独自の言語、宗教そして王権力者の統治する国が多数存在している。そのためこの惑星では権力者が覇権を争い、60年にも及ぶ大戦争（60年戦争　2963~3022年）となった。そして戦争は多くの犠牲者を出すだけで、各国なにひとつの戦果も得られなかった。その反省も踏まえ各国は連合をつくることにした。そして60年戦争から26年経った現在、連合の中にはもう一度戦争を起こし、覇権を握ろうとしている国が幾つかあった。その国々は裏で秘密協定を結び、3050年に世界を再び戦乱の世に巻き込もうとしていた。