表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大空のムサシ  作者: 自宅防衛隊
ムサシ飛翔編
7/37

ムサシ、ゼロでエースとなる!!

残酷な描写がありますので、弱い方はスルーして下さい。

大村、上海を経由し我が13空、武藤分隊は蕪湖基地に進出。

後方基地より出撃する海軍陸攻部隊を護衛する任務に就く。


我が新鋭機零戦12型は広大な戦闘行動半径をまだ掌握して無いので、最初は敵地近辺に配備。

我々には有難迷惑だが、戦闘時間が増えるのは助かる。


だが戦闘機の随伴があると敵は爆撃されても迎撃して来ない。

おかげで出撃しても戦果0が続いていた。


「隊長、敵さん出て来ませんね・・。」


「ウム、明日は我が武藤中隊の出陣。何としても一番槍を成し遂げたいな・・。」


「どうでしょう。明日は陸攻部隊に先導して貰い我々は高空から随伴。

敵さんが襲い掛かったら急降下で・・。」


「ヨシ、それで行こう!!陸攻部隊にも電話で了解を得ておく。」


奇しくも時は昭和15年9月13日。金曜日。


前史の零戦初空襲の日と同じ日となった。


我が武藤中隊は96式陸攻50機の護衛として離陸し、彼等とは無電で連絡を取り合い、

高度5000mで進撃。

陸攻は4000m。

距離は10kmの距離を置いてた。


「ザ・・こちら武藤、陸攻指揮官、敵は来たか?」


「ザ・・コチラ陸攻。敵は・・あ、基地から離陸中なり。ワレ只今より爆撃開始。」


「リョ、護衛に急行スル。」


我々24機は急降下加速し、10km先に遷移してた陸攻部隊にたちまち追い付く。

敵は護衛ナシと思い基地の掩体壕から出撃してたが、我等を見て迎撃を諦め逃げようとしてた。

だが、速度に劣り急降下の加速で650kmもの速度を出してる我が精鋭には叶わず・・。

次々と火を噴き地上に叩き落される。

もし20粍なら数撃で弾丸が尽きるが、300発(門辺り)もの銃弾を搭載してる13粍は頼もしく、

また7,7粍より大口径なので破壊力も充分。

敵の木造構造の軟な主翼を砕き、敵の装甲もブチ抜ける。

進出前に堀越技師に前面風防に防弾ガラスの装備を頼んでおいたので、眉間を割られる心配も無い。


>前史で坂井サブちゃんが被弾し失明した件を記憶してたので。


敵を恐れる必要は無い。


見よ!!我が必殺の13粍機銃4門の破壊力を。


既にオーバーキルだが、敵の装甲をブチ抜きエンジン、コックピットを破壊。

火の玉となって敵のイ16はバラバラになる。

これで撃墜1機。

続いて・・複葉機のイ15に追いつき一撃で破壊。


主翼からは飛行機雲を引き我が愛機は軽やかに舞い上がる。

そして前面にもイ15が。。

見逃すのも惜しいので接近射撃。ダダダダ!!!13粍が敵パイロットを破壊。


血が飛び散り蒼空に彼の遺骸が舞う。恨むなよ・・。


空に舞う戦士は躊躇は我が身の最後を招く。


一瞬で冷徹な意思を取り戻し高度を上げる。

背後には・・。テツとサブが護衛してくれてる。


「テツ、サブ、俺の護衛は良い、敵を駆れ!!」


「「リョです。キンちゃん隊長。」」


ヤツラめ・・。前史みたいにキンちゃん呼ばわりしてくれるとは・・。


その後我が武藤中隊は敵を完全に殲滅するまで大暴れし、敵影が消滅するまで制空。


燃料に不安を感じたので前進基地にて補充し、全機無事に蕪湖基地に帰還。


わが小隊だけで9機も撃墜。

坂井が2機、岩本2機、そして武藤5機だった。


士官としては最高記録と言う。


まずは手柄を上げて我が中隊を世界一の中隊にするのだ!!


本日の戦果、撃墜確実27機。被弾0!!全機帰着!!

実際の武藤は空戦技量も抜群で、末期の硫黄島や本土防空戦でも大活躍してます。

硫黄島で次々に撃墜するシーンを大空のサムライで描写してますが、その大半が武藤の戦果です。

次回から太平洋戦線。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ