表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大空のムサシ  作者: 自宅防衛隊
反撃の米帝
37/37

布哇沖海戦勃発 完結!!

烈風、伊号が大暴れし、既に死に体の米軍だが・・。


「急げ!!敵が去ったぞ!!火を消せ!!応急班急げ!!」


何としても帰ろうと努力するモンタナ戦隊であった。


だが世は無情・・。


必死に鎮火に急ぐ彼等に勝利の女神はソッポを向いてた。


「て・・・敵艦です!!」


何と敵は今頃戦艦を繰り出して来たのだ。


さすがに健全な状態のモンタナと激突すればヤマトと言えども敗れただろう。


だが今のモンタナなら・・。


赤子の手を捩じるのと同じだろう。


「長官、そうしますか??」


「・・・・ダメだ。私だけならともかく部下を無駄死にさせる訳には・・。」


ハルゼーは決断した。


「全艦、機関を停止せよ!!降伏・・・する・・。白旗を上げ星条旗を下せ・・・。」


敵は健全。

我が方はボロ切れみたいな状態。

傾いてマトモに戦闘も不可能。

恐らくヤマトの砲撃一発でも横転するだろう。


「副官、スマンが後を頼む。私は本国に通信し責任を取る。」


ハルゼーは副官に後を頼み、長官室に籠った。

副官他、司令部要員は総員で敬礼をし彼を見送る・・。


「偉大なる大統領閣下、太平洋艦隊総司令、ハルゼーです。」


「おお、キミか。そろそろ連絡が来る頃だと思ってた。で、戦果は??」


「・・・申し訳ございません・・。我が艦隊は壊滅しました。」


「・・・・????今、何と言った??」


「我が太平洋艦隊は壊滅しました。戦艦ハワイ号は横転、轟沈。

モンタナクラスの五隻のみが生き残りはしましたが、敵の猛攻撃で手も足も出ず・・。

負けました。責任は全て私にあります。」


そこまで言うとハルゼーは電話を握った反対の手で拳銃を撃ち自決。


ズガ~~ン!!


「・・・・・」


大統領も無言で受話器を置きホットラインを切る。


幕僚は副官は総員敬礼でハルゼーの死を見送る。


布哇からの空襲部隊も艦隊降伏の無電を聞き無駄死にはしたく無いと爆弾を捨て引き返したそうだ。


連合艦隊は白旗を見て攻撃を取りやめ敵艦を接収。

生き残りには布哇から輸送船のみをよこさせ、総員退艦後、大和、武蔵他の艦砲射撃で沈める。

ハルゼーに敬意を示し、ハルゼーを載せたままモンタナは横転。

巨大な火の玉と噴煙を残し、布哇近海の深海へとモンタナ他は沈む。


合衆国は本海戦で全ての反撃が無駄と知り、大日本帝國と講和を開始。


布哇やグアムを帝國に明け渡し日本との戦争状態を辞める決意をするのだ。

さすがに偉大な合衆国と言えども二度も太平洋艦隊壊滅は厳し過ぎた。


昭和19年12月、無傷のパールハーバーで講和調印式が執り行われ合衆国はハワイ、

グアムなどを日本に譲渡することで講和成立。

太平洋沿岸は永遠に日本の庭となるのだ。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「長官、終わりましたね。」


「ウム、武藤、貴様の進言が無ければ米軍は猛烈な闘志で空母や戦艦、爆撃機を作ったであろう。

ハワイを攻撃してたらと思うと怖気がするぞ。」


「世界を味方にするか敵にするかの違いでしたね。」


「ウム。布哇を無傷で入手出来、布哇王国も再建。

真珠湾や基地群は全て永遠に日本に割譲。文句ナシだ。」


山本は無傷の真珠湾に浮かぶ大和の艦上で武藤と会談してた。


武藤はその後欧州戦線にも参加し、ドイツやソ連と敵対。

連合国最高のエースと呼ばれる事になるのは別の話。


エタりそうなのでココ等で完結させます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ