堂々のモンタナ出現!!
時は1944年、9月。
米太平洋艦隊司令部はSFに於いて艦隊の発表を行ってた。
「偉大なる合衆国の臣民に発表します。先年の薄汚いJAPに寄って我が艦隊は一時壊滅しました。
・・が・・。偉大なるUSAは不滅です。
太平洋に新たなる新鋭艦が出現し、薄汚いJAP艦隊を海底に沈める事をお約束します。
ご紹介しましょう。新鋭大戦艦・・モンタナです。
排水量は世界最大です。詳しい事は機密ですが、薄汚いJAPの軍艦よりも巨体なのは断言出来ます。
そしてモンタナをネームシップとし、アリゾナ、ルイジアナ、ハワイ、ワシントン、ニューヨーク。
以上の同型艦が第一太平洋艦隊として太平洋の安全をお約束します。」
太平洋艦隊司令チェスター・ニミッツ大将は大勢の記者に堂々の戦艦の写真を配る。
主砲こそ口径が分からぬ様にモザイク処理してるが、雄大な軍艦であるのは一目でわかる。
レーダー連動の46cm主砲を4基搭載し、27ノットの速度で8万トンの巨体を驀進するのだ。
8万トンの巨体でも分かる通り、最初からパナマ運河通行を諦め、太平洋専用の艦として設計。
SFを主母港とし、前進母港がパールハーバー。
パールで補給を済ませると米国はJAPに艦隊決戦を挑む挑発放送を発したのだ。
「薄汚いJAPに告ぐ!!我がUSAは偉大なる艦隊を再建した。
まずはサイパンを壊滅させてやるから、怖ければ逃げろ。」
ケンカを売られたら堂々と買う・・のは前史の日本。
如何な大和クラスでもモンタナとバトれば負ける。
特に装甲が互角以上なのは確実。
山本を含む海軍首脳部は主力を海底戦艦へと移行してたのだ。
膨大な資源をアメリカ以外から輸入出来たので、それを使い、今までの常識では潜れない深海に潜れる新鋭潜水艦、伊号400クラスが帝國の主力となるのだ。
伊号は外板に全面にゴムを張り深海への耐久性もアップ。
イギリスと取引出来た事で新型レーダー技術を導入し、酸素魚雷にホーミングの初期的技術を導入。
深度400mから電探照準で発射し、音源を辿って敵を迎撃出来るのだ。
もちろん大和クラスもレベルアップしてた。
輸入を続けながら交代でドック入りさせ、レーダー装備。
弱点だった艦首には発砲スチロールと言う新型ゴムを大量に充填。
万一、被雷してもスチロールでカバー出来る。
空母も同じく・・。
機関もパワーアップし30ノットまでアップ。
航空艦隊に随伴可能となったのだ。
双方準備が整ったのが偶然にもモンタナ出現と時を同じくしたのは勝利の女神のイタズラだろうか?
次回、第二次マリアナ沖海戦勃発




