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大空のムサシ  作者: 自宅防衛隊
反撃の米帝
29/37

雷電コテツ突進!!

雷電はタービンを回しガンガン急上昇する。

高度1万を超えても衰えず補助タンクの燃料全てを上昇力に注ぐ。


やがて限界高度、15000mに達すると蒼空に浮かぶのは雷電のみ。


「こちらコテツ、雷電部隊15000mに達しました。」


「こちらサイパン基地、武藤だ。コテツ。貴様に全てを任せる。

敵を追い返せ。殲滅はしなくても良いが二度とサイパンに来たく無いと思わせろ。」


「了解です。以後戦闘に入ります。敵機発見しました。」


「頑張れ、コテツ。」


米軍ではTACネームとか言うあだ名を付ける方が上空では分かりやすいと言う事で、日本も取り入れる事になり岩本はコテツと名付けた。

一刀両断の切れ味が素晴らしい名刀虎徹の徹が彼の名前と同じで気に入ったそうだ。




「こちらコテツ、間もなく敵が高度9000で見える・・。

増加タンクは捨てろ。一撃で仕留めなくても良いが長居はするなよ。

敵の懐に入るのは一瞬にしろ!!

訓練と同じだ!攻撃は一瞬で終われ。速度を殺すなよ。


見えた・・・突っ込め!!」


雷電はタービンを利かせ3000psを発揮。

主砲の30粍機銃は両翼に一門ずつ装備。

弾丸は200発。


15000からの突っ込み加速で速度計は950kmまで達する。

もう雷電を止める敵は今の地球上には無い。


キィィィ~~ンと言うカナキリ音と飛行機雲を引きB29に急接近。

新型照準器には敵の距離も表示される。。


岩本は突っ込みをかけたら速度計も高度計も一切見ない。

長年の経験で空中分解の危険は充分分かってるが、戦闘では速度こそが命。

複葉機時代のグルグル格闘戦では発揮出来なかった己の技を雷電は全て出してくれるのだ。


ファストバック式の風防越しに列機も各自見定めた敵に突進してる。


やがて照準器に対機距離100が表示されるとスロットルレバーに装備してる、

発射レバーを僅かに力を入れると・・・。


ドンドンドンと三連射する・・。

機の加速も乗って機銃弾は敵機のエンジンに命中すると、巨体の主翼がメリメリと折れる。

敵も銃撃はしてるが雷電が高速過ぎて全て後落して一発も当たらない。

この敵はもう良いと思い、突っ込み速度を載せたまま急上昇。


主翼翼端からは水蒸気を出し綺麗な飛行機雲となる。


ウム、強度を上げて貰っただけに主翼には皺は一切無い。

雷電は再び蒼空に駆け上がり次の獲物を探す。


>護衛は居ない。


岩本は部下の戦闘を見るが彼等も内地でスカウトした歴戦の勇者。

いずれも敵に一撃を加え見事に主翼をヘシ折っている。


部下は心配無いと思い、岩本は更に敵を追い回す事にした。


雷電は超高空を舞う。

敵を追い、そして殺すために・・。



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