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大空のムサシ  作者: 自宅防衛隊
反撃の米帝
25/37

ムサシ、凱旋し山本と会談ス。

時系列は戻り、昭和17年6月。


サイパン防空戦闘で幾多の戦果を挙げた我が武藤大隊は帰国命令を受け、

交代部隊の到着と共に陸攻で帰国した。>戦闘機は現地に残します。


横空に着くと即座に海軍省出頭を命じられ横空の自動車で霞が関の海軍省に出頭。


連合艦隊司令長官室と札の出てるドアに立ちノックすると・・。


「入れ。開いてるぞ!!」


山本長官の声がする。


「入ります。武藤です。」


目礼し部屋に入ると椅子を勧められ対面に座る。


「武藤大佐、ご苦労だったな。サイパンでも大戦果を挙げたと帝國でも話題だ。」


「いえ、まだまだです。我が部下には達人がゴロゴロ居ますので。」


「フム・・。まあ謙遜は良い。ところでだ・・。」


端折ると、戦艦や空母などの軍艦を使い大量の資源を輸入する事に成功したと言う。

代価は旧式になる戦闘機、爆撃機を途上国に譲渡し、資源を購入。

戦争で武器が足りない国は多いのでとにかく金より古くても使える武器だそうだ。

陸軍も38式銃を廃棄予定を銃弾を大量に生産し代金に充てると言う。


輸入したその資源で大和型の戦艦を更に二隻。


空母を増強すると言う。


戦闘機は開発途上の烈風がエンジン開発出来た事で試作完了したとか?


零戦でも充分だが、烈風は巨体なので爆撃も雷撃も可能の万能機と言う。


また陸軍も海軍機と共用で零戦を配備。

名前ははやぶさと名付けたそうだ。

烈風が配備されれば零戦も余る事になるので無問題だろう。

帝國も今次大戦では侵略者としてでは無く、防衛戦争と銘打つので陸軍も軍縮する事になる。


逆に海軍は防備を固め、迎撃するためにも予算や資源を優先。

陸軍は戦車の開発を優先し、戦闘機開発は海軍に一任。

予算資源の無駄遣いを避ける事になると言う。

米軍側は先の海戦で全ての艦を喪失、戦死者多数で真珠湾が空っぽだそうだ。


「武藤、貴様の予言通りになったな。正義が我が帝國にアリと世界も認めてる。

おまけに米軍は連合軍入りも出来ないそうだ。」


「ヘ??アメリカが連合軍にならない??ですか??」


「ウム。汚いハルノートを公開したのが大きいな。連合軍側としても、米の連合入りしたら、

何時、ハルノートモドキを突き付けられ裏切られるかは分かったモンじゃ無い。

そんな危険な思想を持つ国との縁は切らせて貰うとイギリスを始め、全ての連合国が拒否したそうだ。

おかげで豪州もアメリカが来るのを拒否。

グアム以南には入れないと言う。フィリピンも我が帝國が抑えたしな。」


先の海戦で制海権を取った事で自動的にフィリピンの米軍は白旗を上げたという。


補給が絶望だしね。

おかげでアメリカは孤立化し、JAP憎しで対日に専念するとか?


「長官、アメリカは前の歴史でB29と言う巨大爆撃機を生みました。

アレが出たら既存の戦闘機では歯が立ちません。

手すきの中島航空機に依頼しターボ付きの高高度戦闘機を開発するべきです。

それも今すぐにです。」


「ターボ??か??」


「ハイ、航空技術には終点はありません。ですが今の技術で開発可能なのはレシプロ機です。

レシプロなら今の戦争に間に合います。ジェット機はどう頑張っても10年はかかります。

中島航空機なら出来るハズです。トップを呼んで下さい。

私が説得します。」


山本との会談は続く・・。

次回、中島知久平との会談

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― 新着の感想 ―
[気になる点] それじゃあドイツに勝ちきれん。 まあ、それはそれで戦後の日欧関係は悪くならないだろうが。
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